侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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30: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:00:14.14 ID:Lud+ZHkk0

■Chapter050 『終わりの頂』 【SIDE Yu】





──ヒナギクシティを発ち、私たちは今カーテンクリフの上空を飛んでいるところだった。


かすみ『すごいすごーい! あーんな高かった壁より高く飛んでますよー!!』
 『ガゥガゥ♪』

しずく『ただ、風が強いですね……』

侑「そうだね……。歩夢、飛ばされないようにね!」

歩夢『うん。侑ちゃんも気を付けてね』


飛行中は、歩夢とかすみちゃんがそれぞれウォーグルとアーマーガアの背中に乗って、私としずくちゃんはそれぞれのポケモンに脚で掴んでもらって空を飛んでいる。

だから、会話はポケギア越しだ。

私のバッグの中にいるリナちゃんが中継局の代わりをしてくれていて、トランシーバーのように使って会話しながら移動している。


歩夢『それにしても、本当にすごいね……まさか自分たちが、家から見てたカーテンクリフの上を飛んでるなんて……今でも実感が湧かないよ……』

侑「カーテンの頂上って、雲の上だもんね……私たち、雲の上まで来られるようになったんだね」
 「イブィ♪」「ウォーーーー!!」


自分たちの成長を実感する。成長して……今までの私たちじゃ見ることが出来なかった景色を見られるようになって……。

なんだか、嬉しいな……。


かすみ『でも、この後どうします? カーテンを越えて、ダリア側に降りますか?』

しずく『あ、それなら……西側に行くのはどうかな?』

かすみ『西側に何かあるの?』

歩夢『あ……確か、遺跡があるんだっけ……?』

しずく『はい! かなりの規模の遺跡があるそうです! せっかく、カーテンクリフを登れるようになったんですから、一度見てみたくって……!』

侑「それ私も見てみたい!」

かすみ『じゃあ、決まりですね! 西の遺跡に向かいましょう〜!』

リナ『カーテンクリフは東西に一直線に伸びてるから、尾根伝いに進んでいけば辿り着けるはずだよ!』


と、ポケギアの通信にリナちゃんの声が入る。


侑「了解! ウォーグル、真っすぐ行って!」
 「ウォーー!」

しずく『アーマーガア、侑先輩たちと同じ方向へお願い』
 「ガァーー!」


私たちはカーテンクリフを西側に進んでいく──





    🎹    🎹    🎹





尾根は長く続いていたけど──その尾根の途中に、石で出来た階段が見えてくる。


かすみ『な、なんですか、これぇ……!?』
 『ガゥゥ…!!』



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