侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
1- 20
31: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:00:53.15 ID:Lud+ZHkk0

かすみちゃんたちが驚くのも無理はない。

ただでさえ、標高が高いのに──その階段はさらにずっと先……遥か遠くまで伸びていたからだ。


侑「本当にすごい……! しずくちゃん、一旦降りてみよう!」

しずく『了解です、侑先輩』


ウォーグルとアーマーガアに指示を出して、私たちは階段へと下降していく。


侑「……よ、っと!」


着地出来る場所が近づいてきたところで、ウォーグルに爪を放してもらって着地する。

その後、ウォーグルもゆっくり着陸し……歩夢が降りられるように、その場に屈む。


歩夢「ありがとう、ウォーグル♪」
 「ウォー♪」


歩夢がウォーグルの頭を撫でながら、階段に降り立つ。


かすみ「実際に階段に立った状態で見ると……さらにヤバイですぅ……!」
 「ガゥ…!!」

しずく「これは……圧倒されちゃうね」


同じように降り立った二人の言葉を聞きながら、私たちも階段を見上げる。

本当に……天まで続いているんじゃないかと錯覚するような階段が、そこにはあった。

幅は3メートルくらいあって、人が数人並んで歩いても、結構余裕があるくらいの広さ。

そして高く高く続いていく階段の脇には、ちょっとした塀こそあるものの──塀の向こうにあるのは雲だけ……即ち、この階段の外側は完全に空の上ということだ。


かすみ「皆さん! せっかくここまで来たら登らない手はありませんよ! ゾロア! 頂上まで競争しよ!」
 「ガゥガゥ♪」

歩夢「あ、かすみちゃん……! 走ったら危ないよ……!」

しずく「かすみさん、落ちないでよー!? はぁ……もう……。……私たちは雲海を見ながらゆっくり行きましょう」

侑「あはは、そうだね……」

リナ『──侑さーん、行く前に出して〜』

侑「あ、ごめん……! リナちゃん、今出してあげるね!」


背中側からリナちゃんの声が聞こえてきて、慌ててバッグを開けると、リナちゃんがふよふよと外に出てくる。


リナ『ふぅ……やっと外に出られた……』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||

侑「ごめんね、窮屈な思いさせて……」

リナ『大丈夫。飛ばされちゃうより全然いいから』 || ╹ ◡ ╹ ||


……とはいえ、これからは飛行での移動も増えるだろうし、何か考えた方がいいかもなぁ……。

ぼんやり考えていると、


かすみ「もう〜!! 皆さんも早く来てくださーい!!」


上からかすみちゃんが急かしてくる。


歩夢「侑ちゃん、行こう♪」

侑「あ、うん」
 「イブィ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice