261: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 13:08:15.80 ID:gk2TE+8k0
果南「やっほー私もいるよー」
彼方「彼方ちゃんも来てるよ〜」
侑「果南さん……彼方さんも……!」
海未「今しがた……ヒナギク、クロユリの両ジムから、チャレンジャーが勝利したと報告を受けました」
海未さんは少し困ったような表情をしていた。……さっきも言っていたけど、まさか本当にやり遂げるとは思っていなかったのかもしれない。
かすみ「う、海未先輩……! 今更、やっぱ無しとか無しですよ!?」
海未「さすがにここまで来て、そんなことは言いません……。……ジムバッジ8つを集めただけでなく……本気のジムリーダーを倒したのですから、認めますよ」
侑「じゃあ……」
海未「はい。侑、かすみ。貴方たちのチャンピオン及び、人質救出作戦への参加を許可します」
海未さんの言葉を聞いて、
かすみ「いやったぁぁぁぁーーー!! 侑せんぱーい!!」
かすみちゃんが抱き着いてくる。
侑「いたた……痛いよ、かすみちゃん……」
かすみ「あ、ご、ごめんなさい……。でもでもでも、かすみんたちやり遂げたんですから!! 本気のジムリーダー、倒しちゃったんですから!!」
侑「……うん!」
「イブィ」
まだ、これから始まるっていうのはわかっているけど……これで一安心……ひと段落した気分だ。
海未「今日はジム戦の疲れもあるでしょう。明日、2回目の作戦会議をセキレイで行います」
かすみ「セキレイ? ローズでやらないんですか?」
海未「集まれる人員を考えるとセキレイでやるのが都合がいいんです」
侑「集まれる人員……? じゃあ、全員は来られないってことですか?」
海未「はい……もうすでに地方のあちこちでウルトラビーストの出現報告が上がっていて、ジムリーダーたちが町を離れにくくなっているので、前みたいに全員集めるのは難しいんです」
侑「……! そ、それホントですか……!?」
果南「すでに、コメコとダリア、サニー、ウラノホシに出たみたいだよ。ジムリーダーと四天王がすぐに撃退したらしいけど」
海未「それに数日前、クロユリで英玲奈が撃退したポケモンも、ウルトラビーストだったと言うことが判明しています」
かすみ「こ、攻撃が始まったってことですか……!?」
彼方「うぅん。多いときはこれくらいのペースで出現することはあったから……攻撃ってわけじゃないと思う。今は穂乃果ちゃんも別のことしてて、積極的に撃退に向かってないみたいだし……。ただ、果林ちゃんたちがウルトラスペースに突入したのが原因で、ウルトラビーストたちが刺激されてこっちに来てる可能性はあるかも……」
海未「どちらにしろ、あまり時間の猶予がありませんから。二人はしっかり休んで明日は万全の体調で臨むように」
侑「は、はい!」
かすみ「頑張ります!」
海未「……頑張らないで欲しいと言っているんですが……。まあ、いいでしょう。それでは、私はここで失礼します。またセキレイで」
そう言って海未さんは、私の病室から去っていった。
海未さんが退出したのを確認すると、果南さんが口を開く。
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