260: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 13:07:32.57 ID:gk2TE+8k0
侑「……ぅぅ……」
理亞「ああもう……!? ウォーグル、この子上に乗せるから、病院まで運んで!! なんでバトル後のチャレンジャーの世話までしなくちゃなんないの!?」
侑「す、すいません……」
理亞「もう喋んなくていい!! ほら、飛ぶから、じっとしてなさい!!」
「ウォーーー!!!」
私はそのまま──ローズの病院まで搬送されましたとさ……。
🎹 🎹 🎹
──ローズシティ、病室。
かすみ「侑せんぱーいっ!!」
侑「か、かすみちゃん!?」
かすみちゃんは、私の病室に飛び込んでくるなり、抱き着いてくる。
侑「い、いたた……」
かすみ「あ、ご、ごめんなさい……! 怪我の具合は……」
リナ『骨とかは無事だって、ちょっとアザになってるところはあるけど……打ち身とかにもなってないし、すぐに痛みも引くって。倒れた理由の大部分はジム戦での消耗が原因みたい』 || ╹ᇫ╹ ||
かすみ「ほ……なら、よかったです……。侑先輩が怪我したって聞いて、すっとんできたんですよ……?」
侑「そういうかすみちゃんも……ボロボロだよ」
かすみちゃんも、あちこちに切り傷や擦り傷があるし……なんか、服があちこち焦げて、煤がついてる……。
侑「お互い……激しいバトルだったみたいだね」
かすみ「……ですねぇ」
そう言いながらお互い──バッジケースを取り出す。
侑「……でも、ちゃんと手に入れたよ──“スノウバッジ”」
かすみ「はい! かすみんも、“スティングバッジ”! 手に入れました!」
つまりこれで──
「──作戦参加の条件はクリアした……ということですね」
侑・かすみ「「!」」
病室のドアの方から声がして、そちらに目を向けると──
海未「まさか、本当に本気のジムリーダーたちを倒してくるとは……」
侑「海未さん!!」
かすみ「海未先輩!!」
海未さんが立っていた。
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