侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
1- 20
259: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 13:06:51.68 ID:gk2TE+8k0

理亞「……助かった。ありがと」

侑「い、いえ……あの……ごめんなさい……」

理亞「……別にいい。お互い全部を賭けたバトルだったんだから、これくらいのことは水に流す」

侑「……ぷっ、くくくっ……」

理亞「……何笑ってんの」

リナ『鉄砲水だけに、水に流す』 ||  ̄ ᎕  ̄ ||

侑「り、リナちゃん、せ、説明しないでっ、あ、あはは、あはははははっ!!」
 「ブイ…」


──ゴチンッ。


侑「いったぁ!?」

理亞「何この子……ケンカ売ってんの?」

リナ『侑さん、笑いのツボが浅すぎるから』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||


な、なにもげんこつしなくても……不可抗力なのに……。


リナ『そういえば理亞さん、ガチグマは……?』 || ╹ᇫ╹ ||

理亞「戦闘不能だったから、ボールに戻した」

侑「じ、じゃあ……!」

理亞「……私の負け。これ、“スノウバッジ”」


理亞さんはそう言って、雪の結晶の形をしたバッジを手渡してきた。


侑「あ、ありがとうございます……」


あまりに淡泊に渡されたため、逆にリアクションが取れなかった。


理亞「強かった。その実力なら、きっと作戦に参加しても、海未さんに文句言われないと思うから」


それだけ言うと、理亞さんは私に背を向けて、山を下り始める。


侑「あ、理亞さん……! ヒナギクまで送ります……!」


理亞さんにそう声を掛けると同時に──視界が揺れた。


理亞「いい。この山を降りるのには慣れてる」

リナ『いや、待って』 ||;◐ ◡ ◐ ||

理亞「あのね……一応負け側は負け側でいろいろ考えたいことが」

リナ『そうじゃなくて……侑さん、ぶっ倒れてる』 ||;◐ ◡ ◐ ||

理亞「……はぁ!? ち、ちょっと……!?」


リナちゃんの言葉でやっと気付く。

あ、私……倒れてる……。

視界がぐるぐるしてるし……。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice