140: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:53:23.11 ID:B+X5AS2s0
かすみ「“じばく”!!」
真姫「……!!」
テブリムの出した炎が大量の“どくガス”に引火し、さらに2匹の“じばく”を合わせ──とんでもない威力の大爆発へと昇華する。
至近距離で起こった爆発の衝撃波が、爆音と一緒に屋内を劈きながら周囲の工場機械を吹っ飛ばし、爆炎をまき散らして、膨れ上がっていく。
侑「わぁっ!!?」
「イブイッ…!!!」
リナ『わあぁぁぁぁ!!?』 || ? ᆷ ! ||
私もその爆風で身体が浮き上がり、吹っ飛んでいく。
そんな中で、
かすみ「ゆうせんぱあぁぁぁぁぁいっ!!!!」
かすみちゃんも爆風によって、吹き飛んでくる。
かすみ「フィオネとぉーー!!!! ニャスパーーーー!!!!」
侑「!!」
私は空中でフィオネのボールの開閉ボタンを押し込む。
「フィオーー!!」
侑「フィオネ!! “みずでっぽう”!!」
「フィオーー」
フィオネが口から水を噴き出し、
侑「ニャスパー!! “テレキネシス”!!」
「ニャァーー!!!」
ニャスパーが私たちと──フィオネの出した水を浮き上がらせる。
かすみ「テブリムっ!! “サイコキネシス”!!」
「テブッ!!!」
そして、かすみちゃんと一緒に飛んできたテブリムが──浮かせた水の塊を球状に整形していく。
侑「かすみちゃん……!!」
かすみ「侑先輩……!!」
私は空中でかすみちゃんに手を伸ばして──掴んだ。
そのまま、どうにか手繰り寄せて── 一緒に水球の中に、ザブンと飛び込んだ。
──程なくして、私たちは爆風に煽られながら──水球と共に落下していった。
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