侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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141: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:53:56.96 ID:B+X5AS2s0

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真姫「──……はぁ……はぁ……!」
 「エンペ…!!」

真姫「ありがとう……エンペルト……」
 「エンペ…」


あのとんでもない爆炎の中、エンペルトの“みずのはどう”と、メタグロスが最後の力を振り絞って、盾になってくれた。


真姫「“どくガス”をめいっぱい充満させて……ほのお技で着火……。その炎を2匹の“じばく”でさらに大規模な爆発に……意味わかんない……あの、かすみって子……おかしいんじゃないの……」


お陰で建物は半壊し、壁や天井は吹き飛んで、太陽の光が降り注いでいる。

至近距離で爆炎を食らった、ニャイキング、キリキザン、トゲデマルも戦闘不能だ。

皮肉なことに……氷漬けにしたジュカインは凍ったまま、そこらへんに転がっていた。あの爆炎の中、溶けもしないなんて、私の最初のパートナーの技がいかに強力なのかを実感するばかりだ。

そしてそんなエンペルトが自己判断で、瞬時に消火を行ってくれたからよかったけど……強力なみずポケモンがいなかったら、危うく大惨事になるところだった。


真姫「……ジム戦なのに、死人が出てもおかしくないわよ……?」


──いや……。

あの子たちは……友達を助けるために、命を懸けている……そういう意志の表れなのかもしれない。


真姫「……いいわ……やってやろうじゃない……」


私は6匹目のボールを放る。


 「──ハッサムッ!!!」

真姫「ハッサム……メガシンカよ!」
 「ハッサムッ!!!」


ハッサムが眩い光に包まれ──丸みを帯びていた体のパーツが直線的になり、両腕のハサミは複数のトゲを持つ巨大なものになる。


真姫「ハッサム、エンペルト……あの子たちに、見せてやるわよ……ジムリーダーの本気を……!!」
 「ハッサムッ!!!」「エンペ!!!」





    🎹    🎹    🎹





侑「はぁ……はぁ……」

かすみ「はぁ……はぁ……し……死ぬかと……思いました……げほっげほっ……」

侑「ホント……無茶、するよ……ごほっ……」

リナ『二人とも……毒が……』 || 𝅝• _ • ||

かすみ「大丈夫です……そんなに吸い込んでない、つもりです……ごほっごほっ……」


確かに咳き込みはするけど、とりあえず今のところ、意識には問題がない。


かすみ「まだ……戦えます……!」

侑「うん……! けほっけほっ……」

リナ『でも、二人の手持ち……状態異常だらけ……』 || 𝅝• _ • ||



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