13: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 03:24:52.94 ID:eLOLjL7n0
イーブイがぶるぶると震えだす。
侑「イーブイ、どうしたの……?」
次の瞬間──イーブイの前方に、黒い結晶体が成長を始めた。
しずく「な、なんですか……!?」
侑「ま、まさか……!?」
リナ『新しい“相棒わざ”!! “こちこちフロスト”だよ!! イーブイがこの雪山の環境に適応したみたい!』 || ˋ 𝅎 ˊ ||
「イ、ブイッ!!!!」
その結晶体は成長しきると、バキンっと砕け散って、周囲に黒い霧状のものをまき散らす。
それと同時に、
「────」
フリージオが突如、姿を現した。
しずく「フリージオが現れた……!?」
リナ『“こちこちフロスト”は“くろいきり”と同質の氷の結晶で相手を攻撃する技だよ!』 || ˋ 𝅎 ˊ ||
侑「そうか……! それで、“とける”が解除されたんだ……!」
確かに“くろいきり”は相手の変化技を打ち消す技だ。侑先輩のイーブイが覚えた新しい技のお陰で窮地を脱したらしい。
「────」
自分が姿を消せないことを悟ったフリージオは、すぐさまここから離脱しようと、ふわりと浮き上がって上昇していく。
しずく「逃がしません……!! アオガラス、“ドリルくちばし”!!」
「カァーーーー!!!!!」
“ドリルくちばし”でフリージオを攻撃すると──フリージオはそれに合わせて、猛スピードで回転し始める。
リナ『“こうそくスピン”で威力を殺してる!?』 || ? ᆷ ! ||
「────」
攻撃を最小限に抑えきったフリージオはアオガラスを弾き飛ばし──今度こそ、上昇していく。
しずく「お、追いかけなきゃ……!!」
見失うと間違いなく厄介なことになる。
あのポケモンは今倒しきるべきだ。
侑「しずくちゃん!! ウォーグルの背中に乗って!!」
しずく「は、はい! クマシュン、アオガラス、行くよ!」
「クマ…」「カァーーー!!!!」
クマシュンを抱きかかえて、ウォーグルの背に飛び乗る。
侑「ウォーグル、飛んで!!」
「ウォーーー!!!!!」
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