14: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 03:26:13.89 ID:eLOLjL7n0
ウォーグルの飛翔に合わせて、侑先輩がウォーグルの脚にしがみつく。
力強い羽ばたきで一気に上昇する──が、思ったようにフリージオと距離が詰められない。
それどころか──
侑「ひ、引き離されてる……!」
リナ『さ、さすがに重量オーバー!? 二人乗せたまま戦うのは無茶だよ!?』 || ? ᆷ ! ||
しずく「わ、私やっぱり降ります……!!」
侑「一人になって谷底で襲われたら、さっきみたいに逃げ場がなくなっちゃうって!!」
しずく「でも……!!」
見失ったら“とける”でまた姿を消されて、それこそ繰り返しになる。
そんな私たちの問答を打ち切ったのは──
「カァーーー!!!!!」
アオガラスだった。アオガラスは足を開いて、私の両肩を掴む。
しずく「アオガラス……!? 貴方まさか……!?」
そして、バタバタと激しく羽ばたき始めた。
すると──
侑「う、浮いた……!? アオガラスが持ち上げて飛んでる……!!」
しずく「アオガラス、貴方……」
「カァァーーーー!!!!!!!」
──ポケモンは時に、ライバルと言える相手を見つけると、その潜在能力が開花することがあるらしい。
奇しくも、アオガラスの進化系のアーマーガアと、ガラルの地で空の派遣を争ったと言われるポケモンは──ウォーグルだ。
自分も鳥ポケモンなのに、ご主人様がウォーグルの背に乗って飛ぶ姿が──アオガラスの闘争本能に火を点けた。
「カァァァァァーーーー!!!!!!!!!」
そして、その闘争本能は──アオガラスに新しい姿と力を与えた。
しずく「進化の……光……!!」
──噫、やっと……やっと、貴方と飛翔べるんだ……!!
しずく「……行こう──アーマーガア!!」
「ガァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
アーマーガアは今度こそ私の肩をガッチリと掴むと── 一気に高度を上げて飛翔する。
アオガラスのときからは想像も出来ないような、力強い飛翔能力。
これが──
しずく「ガラルの空の覇者……!!」
「ガァァァァァ!!!!!!!!」
一気に上昇し、
「────」
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20