女「死んじゃってゴメン」少女「ほんとにゴメンて思ってます?」
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4: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 20:55:06.54 ID:6zmyol1z0
少女「基本的に昼夜は逆転。ほとんど引きこもりで、運動などもってのほか。食事はだいたいピザポテト一袋とかで、何も食べない日もしばしば。こんなの死ぬに決まってますよ」

女「いやーまいっちゃうね。そりゃあ長生きするつもりは無かったけどさ、まさかこの歳で死ぬとはね」

少女「栄養失調をナメちゃいけませんよ。あれは死に至る病です」
以下略 AAS



5: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 21:44:29.27 ID:AaD9S2yd0
女「それで、わたしは死んだわけだけど、キミはどうしてこんなとこにいるの? もしかしてもしかして、キミも死んだの?」

少女「バカ言わないでください。私はもともとこっち出身です」

女「あ、そうなんだ」
以下略 AAS



6: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 21:53:50.09 ID:AaD9S2yd0
女「こっち出身っていうけど、どうして日本に来てたの? なんかの特殊任務とか?」

少女「そんな御大層なものじゃないですよ。しょせんは平社員なので。地上にいたのは、ただの出稼ぎです」

女「出稼ぎって」
以下略 AAS



7: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 21:55:22.34 ID:AaD9S2yd0
少女「さーて、あんまり長居してもなんですし、本題に入りましょうか」

女「本題って?」

少女「というわけで、判決を言い渡します。心して聴くように」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/09(金) 21:56:32.06 ID:AaD9S2yd0
少女「なにか、ご質問は」

女「山ほどあるけど」

少女「ええ、良いですよ。いくらでも付き合います」
以下略 AAS



9: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 21:57:39.83 ID:AaD9S2yd0
女「じゃあ、質問」

少女「はい」

女「キミは、結局何者なの?」
以下略 AAS



10: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 21:58:46.68 ID:AaD9S2yd0
女「じゃあさ、じゃあさ、獄卒ってどんな仕事してるの?」

少女「改めて訊かれると難しい質問ですね……。まあ、地獄の雑用とおもっていただければ」

女「雑用ねえ」
以下略 AAS



11: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 21:59:46.54 ID:AaD9S2yd0
少女「だから今のこの問答は、『最後に言い残すことはあるか?』というやつですね」

女「そっかー……。わたしのことはあんまり忘れないでいてほしい……。一週間くらいは」

少女「一週間といわず、お姉さんみたいな人なら私は忘れませんよ。安心してください」
以下略 AAS



12: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 22:00:52.93 ID:AaD9S2yd0
少女「お姉さんの主観時間がどんどん引き伸ばされていって、いつか無限大に発散すれば、そこが"末路"です。これで答えになってますか?」

女「ろくな末路じゃないというのがわかったよ」

少女「わかってくれてなによりです」
以下略 AAS



13: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 22:01:32.65 ID:AaD9S2yd0
少女「地上の伝承でわかりやすいのは、賽の河原あたりでしょうか。あれなんて、明らかに『若くして死んだこと』への罰です」

女「あれは、幼い子どもが亡くなったときに限った話じゃないの? だったら老いて死ぬのは罪ではないの?」

少女「子供だろうが老人だろうが同じことですよ」
以下略 AAS



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