女「死んじゃってゴメン」少女「ほんとにゴメンて思ってます?」
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13: ◆/brfqxLTx.[sage saga]
2022/12/09(金) 22:01:32.65 ID:AaD9S2yd0
少女「地上の伝承でわかりやすいのは、賽の河原あたりでしょうか。あれなんて、明らかに『若くして死んだこと』への罰です」

女「あれは、幼い子どもが亡くなったときに限った話じゃないの? だったら老いて死ぬのは罪ではないの?」

少女「子供だろうが老人だろうが同じことですよ」

女「……おかしな話だ」

少女「そうですね。便宜上『死』を罪としているだけであって、死ぬことそれ自体が直接的に罪というわけではないです。さて、ここでクエスチョン。ではズバリ、『罪』とは何でしょう? シンキングタイムは無制限です」

女「うーん……」

少女「……」

女「……主の意思に背くこと、とか?」

少女「またまた、ご冗談を。お姉さんだって本気でそんなこと考えてるわけじゃないでしょう?」

女「そりゃあね」

少女「正解は、『誰かを悲しませること』です。簡単でしょう」

女「まあ、『神』的なものを持ち出さないのならそういうことになるかな」

少女「地上の法律とやらも、おおよそこういう尺度で決めているはずですよ。もっとも、為政者にとって都合がいい範囲の中で、の話ですが」

女「じゃあ、わたしが死んで誰が悲しむのさ」

少女「家族とか、友人とか。あなたに親しい誰かですよ。あなたが死ぬことで、その人たちが悲しみます」


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