142: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/07(水) 23:27:47.07 ID:sQ22x4PF0
遠い遠い少女時代に、誰からも見向きもされなかった夢を叶えた高翌揚感からなのだろうか。
一通りまくし立てた菜々さんに、一つ魔法をかけてみたくなった。
「菜々さん、いつか菜々さんが胸を張ってウサミン星のプリンセスになったんだって思えたら」
赤信号。ちらりと横目で菜々さんの顔を見ると、頬が紅潮しているのを見て取れた。
「一緒に、あの海を見に行きましょう」
信号が、変わる。
「……はい」
菜々さんが、答えてくれた。
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