143: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/07(水) 23:28:16.61 ID:sQ22x4PF0
「安部菜々さん、入りました!」
「商店街の皆さん!準備はばっちりです!」
現場に入ると、けたたましく撮影の準備が進んでいく。
「プロデューサーさん。さきほどの約束、忘れないでくださいね♪」
柔らかい掌が、ハンドルを握り続けて冷たくなっていた手に一瞬だけの温もりをくれた。
そして、スタッフに促されて、菜々さんは駆けていく。
「今日もアイドル!がんばりますよー!」
アイドル安部菜々が出かけてゆく。いつか見たような街の、ひとごみの中に。
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