10: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:33:44.44 ID:ut4Hw6Jr0
(あら、私と同じじゃないの。聞いてよかったわぁ。私と気が合いそうね)
川島瑞樹の表情から、興味の方向性が若干変わったのを見て取れた。
11: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:34:22.48 ID:ut4Hw6Jr0
その後は彼女と共に企画書の推敲を行い打ち合わせは終了となった。
事務所に戻り、推敲した企画書、動画ファイルと川島瑞樹の一筆のコピーと共にクラウドストレージ上の共有フォルダにアップロードして、本社の先輩プロデューサーに連絡をした。
12: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:35:01.95 ID:ut4Hw6Jr0
「流石に経験豊富なアナウンサーだけはある。しっかり打ち合わせしてきたんだな」
企画書に随所に盛り込まれた川島瑞樹の意見を評価し、先輩プロデューサーである神山は感想を述べた。
13: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:35:39.97 ID:ut4Hw6Jr0
「これからの予定は?」
「念の為、明日いっぱいの予定を調整済みです」
14: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:36:26.39 ID:ut4Hw6Jr0
「では、ご案内しますね」
「よろしくお願いします。千川さん」
15: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:37:01.98 ID:ut4Hw6Jr0
「仕事が早いな……」
プレゼンは明日の13時から、参加者は常務、部長以下主だったもの全て。
16: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:37:41.29 ID:ut4Hw6Jr0
結果から言えば、拍子抜けするほどプレゼンは上手く言った。
川島瑞樹の名前と、先日の放送から既に話題性があったこと、その背後で俺が既に動いていたことも評価された。
17: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:38:17.56 ID:ut4Hw6Jr0
神山が取り出したのは1枚の履歴書と数枚の宣材写真。
どれもこれもまるでグラビアアイドルのような扇情的なポーズで撮られている。
18: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:38:47.95 ID:ut4Hw6Jr0
「ちょっと待て。女子高生は分かるが同人作家?」
「磨けば光るものを感じてスカウトしてきた。今の所レッスンは真面目にこなしているぞ」
19: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:39:19.82 ID:ut4Hw6Jr0
「最後はこの子だね。担当プロデューサーが外出しているので私から紹介させてもらうよ」
部長の差し出した最後の履歴書には、大人しく利口そうな少女が写っている。
187Res/104.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20