13: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/26(土) 00:35:39.97 ID:ut4Hw6Jr0
「これからの予定は?」
「念の為、明日いっぱいの予定を調整済みです」
「よし、幸い上の方も明日は社内にいる。個室を貸してやるからプレゼンの用意を進めろ」
「ありがとうございます」
幸い、と神山は言うが、だからこその「今日来い」だったのだろう。こういう強引な手法もまた、プロデューサーには必要ということか。
「千川、こいつを個室の作業部屋に案内してくれ」
「かしこまりました」
ハキハキとした声と共に、女性が一人やってきた。
「千川ちひろだ。お前も本社に異動して本格的にアイドルをプロデュースするようになると、彼女の世話になることが多くなる。今のうちに媚を売っておけ」
「なんですか神山さん、人聞きが悪いですよ」
柔らかい微笑みを浮かべながら女性は、千川ちひろは答える。
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