侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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98: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/02(水) 12:18:11.12 ID:sJcXG/TG0

せつ菜「ふむ、初心者向けポケモンにポケモン図鑑……もしや、新人トレーナーさんですか?」

歩夢「うん、昨日ポケモンを貰って、今日二人で旅に出たところで……」

せつ菜「なるほど……もしかして、それでクリフを見にここまで来られたということでしょうか?」

侑「あはは……実はそうなんだよね」

せつ菜「気持ち、わかりますよ! 確かに旅に出たら一度は近くで見てみたくなりますもんね!」

侑「だよね! 一度は自分の目で確かめてみたくってさ!」

せつ菜「ふふ、いいですね、初々しくて。私も旅に出た頃を思い出してしまいます……! ただ、私はポケモン図鑑や最初のポケモンみたいな子は貰っていませんが……」


せつ菜ちゃんは昔を懐かしむように言う。


せつ菜「少しだけ、お二人が羨ましいです。やはり、図鑑と最初のポケモンを貰って旅に出るのは、多くのトレーナーにとって憧れですから」


確かにせつ菜ちゃんの言うとおり、最初にポケモンを貰って旅に出る……なんて機会を与えられる子供は、そんなに多くない。

私たちだって、学校にいる生徒の中から選ばれたのは歩夢、かすみちゃん、しずくちゃんのたった3人しかいなかったわけだし。


せつ菜「ですので旅に出る前に、街の知り合いの方に捕獲を手伝ってもらって捕まえた──この子が最初の仲間、ということになりますね」
 「ワォン」


せつ菜ちゃんはそう言いながら、横でお行儀よく待っているウインディを撫でる。


侑「このウインディが最初のポケモンだったんだね……!」

せつ菜「はい!」

侑「この子が千歌さんのバクフーンと死闘を繰り広げた、せつ菜ちゃんの相棒だって思うと……! なんだか、ときめいてきちゃった!」

せつ菜「ふふ、ありがとうございます。結局、最後には負けてしまいましたけどね」

侑「でも、すっごい接戦だったよ! 私、あの試合が大好きで、何度もビデオに録画したの見てるんだよ!」

せつ菜「本当ですか? そう言っていただけると嬉しいです! 私もあんなに胸が熱くなった試合は初めてでした……やはり、全身全霊でぶつかり合う試合は心が震えますから!」

侑「うんうん!」


あのせつ菜ちゃんからの生感想にちょっと感激している自分がいる。


せつ菜「あのバトルは、言葉を交わしているわけではないのに、まるで千歌さんと会話をしているかのように千歌さんの気持ちが伝わってきて……本当に最高の試合でした」

侑「気持ちが伝わってくる……」


そっか、せつ菜ちゃん……あの試合のとき、そんなこと考えてたんだ。

話を聞いていたら、私も胸が熱くなってきた。

私も……そんなトレーナーになれるかな?


侑「……あ、あのさ、せつ菜ちゃん」

せつ菜「なんでしょうか?」


私は、せつ菜ちゃんを目の前にして、憧れのトレーナーを目の前にして、話を聞いて……どうしても、


侑「私とポケモンバトルしてくれないかな……!」


せつ菜ちゃんとバトルしてみたくなってしまった。



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