880: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/11(日) 19:07:15.42 ID:6zYh2+nI0
今のは、バンギラスがボールに戻されただけだ……!!
そう気付いて、
菜々「待ちなさい……!!」
私は駆け出した。
だけど、砂煙と瓦礫に視界を遮られているせいで──犯人の姿を見つけるのは、とてもじゃないが困難だった。
菜々「く……」
先ほどバンギラスが倒れた瓦礫の向こう側に辿り着いた時には──すでに人影のようなものは見当たらず……。
菜々「逃げられましたね……」
私は苦々しい顔で、肩を落とす。
それにしても……どうしてこんなことが……。
これが人為的なものであるなら……ポケモンによるテロ行為と言って差し支えない。
到底許されるものではない……。
私が怒りに肩を震わせながら、振り返ると──
菜々「……え」
そこには──お父さんがいた。
お父さんが、信じられないものを見るような目で──私を見つめていた。
菜々「お、とう……さん……」
菜々父「……菜々、どういうことだ」
──どういうことだ。
その言葉が、この事態に対する説明要求──でないことは、すぐに理解出来た。
父の表情を見て──理解、してしまった。
ポケモンと、共に戦う私に対しての──『どういうことだ』。
「ド、ドサイ…」
菜々「こ、れは……そ、の……」
何か誤魔化さなきゃ。そう思ったけど、考えれば考えるほど、頭の中は真っ白になっていく。
言い訳なんて、出来るはずがない。
自分の気が──どんどん遠くなっていくのを感じた。
🎹 🎹 🎹
かすみ「到着しましたー!! ローズシティ!!」
「ガゥガゥ♪」
侑「うん!」
「イブィ♪」
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