688: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:33:37.10 ID:s0SNcJvm0
侑「に、ニャスパー! 今、バトル中で……」
「ニャァ?」
凛「にゃ? どうかしたの?」
侑「あ、えっと、ごめんなさい! この子勝手に出てきちゃったみたいで……!」
凛「そういうことなら、戻しても大丈夫だよ」
侑「す、すみません! ニャスパー、ボールに戻って!」
「ニャァ」
すぐさまボールに戻そうとするけど、ニャスパーは知らんぷりして、とてとてとフィールドへと歩いていく。
侑「ニャスパー……?」
リナ『もしかしたら……侑さんたちが戦ってるところを間近で見て、闘争本能が刺激されたのかも』 || ╹ᇫ╹ ||
「ニャァ〜」
侑「……一緒に、戦ってくれるの?」
「ニャァ」
侑「……」
相変わらず何考えてるかわからないけど……。少なくとも、明らかに戦っている中で、自分から前に出たということは、乗り気……と捉えてもいいのかもしれない。
侑「……わかった。すみません! やっぱり2匹目はこの子で戦います!」
歩夢「ええ!? ゆ、侑ちゃん!? 大丈夫なの!?」
まだ、この子のことはよくわからないことばっかりだけど、
「ニャァ〜」
私たちのバトルを見て、自分も戦いたいと思ってくれたってことは……私たちの戦いを見て、少しでも熱くなってくれたということ。
侑「せっかくやる気を出して、自分から出て来てくれたんだから。その気持ちに応えてあげたいんだ!」
歩夢「侑ちゃん……。……わかった!」
凛「じゃあ、その子が侑ちゃんの2匹目でいいんだね?」
侑「はい! それじゃ行くよ、ニャスパー! 初陣だ!」
「ニャ〜〜〜」
🎹 🎹 🎹
リナ『侑さん、ニャスパーがなんの技を使えるかはわかる?』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「大丈夫! 予習済みだから!」
ニャスパーが仲間になった後から、ニャスパーの覚える技は調べていた。
いつか、一緒に戦うこともあるかもって思ってたしね!
──まさか、それがジム戦の真っ最中になるとは思ってなかったけど。
侑「ニャスパー! ズルズキンに向かって、“シグナルビーム”!」
「ニャァ〜〜」
ニャスパーから、点滅する光線が発射される。
「ズルズッキンッ…!!!!」
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