687: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:32:59.37 ID:s0SNcJvm0
隣にいる歩夢ともども、大きな揺れに驚きの声をあげる。
それと同時に、踏ん張っていたワシボンも大きな揺れの影響を受け、
「ワ、ワシャァァァ…!!!」
せっかく、押し返せそうだったのに、ズルズキンの頭に押し返されていた。
そして、トドメと言わんばかりに、
「ズキン!!!!」
もう一度振りかぶって、振り下ろされた“ずつき”を脳天に食らって、
「ワ、ワシャァ……」
ついに、気絶してしまった。
侑「く……戻って、ワシボン」
勝てると思ったのに……。
それにしても今の揺れ……。
侑「バンバドロの“じしん”……だよね」
花陽「ごめんね、凛ちゃん……出来れば、ズルズキンは巻き込みたくなかったんだけど……」
凛「うぅん、助かったよ……ありがと、かよちん」
凛さんのピンチに花陽さんが機転を利かせたということらしい。
歩夢「ご、ごめん侑ちゃん……止められなかった」
どうやら、歩夢との持久戦の中で、無理やり全員を巻き込んで攻撃してきたらしい。
歩夢は防御に徹して時間を稼いでいたし、やむを得ない。
侑「うぅん、大丈夫!」
それより次だ。まだ私の手持ちは2匹残ってる。
ただ、問題は……イーブイとライボルト、どっちを先に出すかだ。
ライボルトは花陽さんのじめんタイプと相性が悪いし、イーブイは凛さんのかくとうタイプと相性が悪い。
どっちを先に出しても、どうにか相性を覆す必要がある。
ボールに手を掛けながら、次のポケモンを迷っていると──腰につけたままのボールの一つから、ボムッと音がした、
侑「へ……!?」
びっくりして、振り返ると、
「…ニャァ」
ニャスパーが出て来ていた。
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