686: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:32:03.90 ID:s0SNcJvm0
🎹 🎹 🎹
歩夢のマホイップがバンバドロを受けながら、時間を稼ぎ始める。
なら、ズルズキンは私たちでどうにかしないと……!
「ワッシャァ!!!」
「ズキンッ!!!!」
2匹は未だに、肉弾戦の応酬を続けている。
ただ、いい加減“ちょうはつ”の効果も切れているはず。
なら、正直に付き合い続ける必要もない!
侑「ワシボン! “そらをとぶ”!」
「ワシャァッ!!!」
ガッと爪で攻撃する反動を利用して、ワシボンは一気に空へと離脱する。
これで、距離を取って、一旦態勢を立て直す……!
……が、凛さんの対応は早かった。
凛「逃がさないよ!! “うちおとす”!!」
「ズルッ!!!」
ズルズキンは足元の小石を拾って──それをワシボンに投げつけてきた。
「ワシャッ!!?」
侑「やばっ!?」
──石が頭に直撃して、今空に飛び立ったばかりのワシボンは、真っ逆さまに落ちてくる。
無防備に落ちてくる相手を、見逃してくれるわけもなく、
凛「“アイアンヘッド”!!」
「ズ、キンッ!!!!!」
硬質化した頭でもって、地面に叩きつけられる。
逃げを打った結果、大きな隙を晒す羽目になったしまった。
……だけど、
侑「ワシボン……! まだ、終わりじゃないよね!」
「ワシャァ…!!!!」
押しつぶしてくるズルズキンの頭の下で──ワシボンが“ばかぢから”で踏ん張っていた。
凛「嘘!? まだ耐えるの……!?」
ワシボンの闘志はまだ潰えていない……!!
自分を押しつぶしてくるズルズキンの頭を“ばかぢから”で少しずつ押し返していく。
迫り勝てる……!! そう思った瞬間だった、
──足元を大きな揺れが襲った。
侑「わぁ!!?」
歩夢「きゃぁ!!?」
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