689: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:34:50.61 ID:s0SNcJvm0
ズルズキンに攻撃が直撃する。技自体はすごく威力が高いわけじゃないから、倒しきるのは難しいけど……。
ズルズキンは遠距離技に乏しいし、特殊技に対する防御手段も少ない。
となると、
凛「ズルズキン! “とびひざげり”!」
「ズキンッ!!!」
侑「接近してくるよね!」
ズルズキンは助走を付けて、ニャスパーに向かって飛び掛かってくる。
なら……!
侑「ニャスパー! “じゅうりょく”!」
「ニャ〜」
「ズキンッ!!!?」
空中に浮いていたズルズキンは無理やり、地面に叩き落される。
“じゅうりょく”が発動すると、周囲のポケモンは空を飛べなくなるし、“とびげり”や“とびひざげり”を使うことが出来なくなる。
全員が飛べなくなるということは、裏を返せば、すべてのポケモンが“じしん”や“じならし”を回避できなくなるということでもある。
これで、花陽さんは凛さんのポケモンを巻き添えにしないで、“じしん”を撃つことは出来なくなったわけだ。
リナ『侑さん、すごい! 初めてなのに、ニャスパーの技を使いこなしてる!』 ||,,> ◡ <,,||
侑「えへへ、実は結構イメトレしてたんだよね!」
ニャスパーが覚える技を眺めているとき、面白い技がたくさんあるとは思っていたんだ。
エスパータイプは思った以上にいろんなことが出来て、面白い戦いが出来そうだなって……!
凛「無理にジャンプしなくても、出来る技なんてたくさんあるよ!! “じごくづき”!!」
「ズキンッ!!!!」
ダッシュで突っ込んできた、ズルズキンが“じごくづき”をしようと、迫ってくる。
ニャスパーにとっては弱点タイプのこの技だけど──狙い通りだ!
次の瞬間、ズルズキンの“じごくづき”は──ベシャという音を立てた。
凛「にゃ!?」
「ズキンッ!!?」
花陽「え!?」
「ブルル…!!?」
驚きの声をあげる凛さんと花陽さん。そして、それぞれの手持ちのポケモンたち。
それもそのはず──ズルズキンの攻撃した場所には、
「マホ〜♪」
“とける”で物理攻撃に強い耐性を持ったマホイップの姿。
そして、先ほどから地面を踏み鳴らしまくっていたバンバドロは、
「バ、バンバ…!!!!」
脚を上げたまま、静止していた。
しかもその足元には──
「ニャァ〜〜〜」
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20