608: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/28(月) 12:21:53.67 ID:9EuEq8f90
せつ菜「『ウインディ:からいポフィン(赤)』『スターミー:あまいポフィン(桃)』……これは……メモ、ですか?」
歩夢「うん♪ 私が作ったポケモンのお菓子だよ! せつ菜ちゃんのポケモンの好みに合わせて作ってあるから!」
せつ菜「え? 私の手持ちの好みにですか……?」
歩夢「うん! 前にせつ菜ちゃんが試合で出してた5匹しかわからなかったけど……」
せつ菜「バトルを見ただけで私の手持ちの好みがわかったんですか……?」
歩夢「? うん。好きな色の“ポフィン”がメモに書いてあるから、そのとおりに食べさせてあげてね!」
せつ菜「わかりました! ありがとうございます!」
歩夢「絶対メモのとおりにあげてね」
せつ菜「? はい!」
歩夢「人が作ったものを勝手にアレンジとかしちゃだめだよ? 絶対に、書かれたとおりに、食べさせてあげてね」
せつ菜「は、はい……な、なんだか、ちょっと圧が強いですけど……承知しました!」
歩夢「うん」
リナ『歩夢さん。きっと、ウインディたちも泣いて喜ぶ』 ||  ̄ ᨈ  ̄ ;||
侑「?」
いつになく歩夢がぐいぐい行ってるけど……そんなに会心の出来だったのかな?
まあ、せっかく作ったのなら、好きな味のものを食べて欲しいもんね。
せつ菜「さて……」
せつ菜ちゃんがエアームドの背に飛び乗る。
せつ菜「またどこかでお会いしましょう!」
侑「うん! またね! せつ菜ちゃん!」
「ブイブイ!!」
歩夢「案内してくれてありがとう!」
リナ『次会えるとき、楽しみにしてる』 || ╹ ◡ ╹ ||
せつ菜「はい! それでは──エアームド、行きますよ!」
「ムドーー!!!」
エアームドが鋼鉄の翼を羽ばたかせ、一気に飛翔する。
侑「ばいばーい!」
歩夢「またねー!」
手を振って見送る中、暗闇を切り裂く鋼の翼は、ぐんぐんと遠ざかり──すぐに見えなくなった。
侑「やっぱせつ菜ちゃんのエアームド、速いなぁ……」
リナ『すごくよく育てられてる証拠』 || ╹ ◡ ╹ ||
やっぱり、せつ菜ちゃんとそのポケモンたちはすごいんだって、感じちゃうなぁ。
そんなせつ菜ちゃんに追い付けるように。
侑「よし、私も頑張るぞ……!」
一人気合いを入れる。
歩夢「ふふ♪」
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