264: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/10(木) 11:42:26.79 ID:IGCv6YWI0
侑「歩夢も、サスケに飲ませてあげたら?」
私の隣でさっきからもくもくと乳搾りをしている歩夢にも訊ねると──
「シャボッ」
歩夢「…………」
返って来たのはサスケの鳴き声だけ。
侑「……歩夢?」
歩夢「……え? あ、ご、ごめん。何かな?」
侑「エマさんがポケモンたちに搾りたての“モーモーミルク”を飲ませてくれるって」
歩夢「あ、そうなんだ。サスケ」
「シャボッ」
サスケはご主人様のOKが出ると、普段ののんびりゆったりとした様が嘘のように俊敏な動きで、ミルクの入ったお皿へと移動していく。
歩夢「ふふ♪ もう、サスケったら食いしん坊なんだから」
エマ「イーブイちゃんもサスケちゃんも好きなだけ飲んでいいよ〜♪」
「シャボッ」「ブイブイ♪」
2匹が“モーモーミルク”をぺろぺろと舐め始める。
侑「イーブイ、おいしい?」
「ブイ♪」
イーブイも納得の味なようでご満悦だ。
エマ「それじゃ、侑ちゃんと歩夢ちゃんは乳搾りの続きをしようね♪」
侑・歩夢「「はーい」」
二人して乳搾りを再開したはいいんだけど、
歩夢「…………」
歩夢は相変わらず、もくもくと乳搾りをしている。
歩夢「………………はぁ」
たまに漏れ出てくる小さな溜め息。
そんな歩夢の様子が気になったのか、
エマ「……ねぇ、侑ちゃん」
エマさんが私に耳打ちしてくる。
エマ「歩夢ちゃんっていつもああいう感じなの……?」
侑「……いえ、普段はもう少し元気なんですけど」
エマ「そっかぁ……」
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20