【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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138: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/15(月) 20:13:43.69 ID:KiQxSCGiO
桜子はひなのと共に場所を移動すると、墓地内に置かれたベンチに座り、語り始めた。
協力者以外には伏せているW−3計画が存在すること、アリナがミラーズから未来に渡ったこと、
未来に渡ったアリナを阻止する要員として、自分と他に二人が選ばれたこと、他のウワサたちと
今後どのように接すればいいか悩んでいること……

以下略 AAS



139: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/15(月) 20:16:06.46 ID:KiQxSCGiO
「|私とあと三体のウワサ以外は、ねむに消されて魔翌力に還元される。ねむが居なくても、
  私が世界に存在できるようにするって決めた。他のウワサたちに何を言ったとしても、
  私は消されない側だからって、取り合ってもらえないかもしれない|」
「立場が違うからこそ生じる隔たりは認めるしかない。どんなに目を背けても、誤魔化しても、
 事実が変わることはないからな」
以下略 AAS



140: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/15(月) 20:23:47.77 ID:KiQxSCGiO
墓参りから帰った桜子は、ひなのの言葉に後押しされ、本の中で他のウワサたちと
会話を交わしていた。

|やれやれ、創造主様は私らを消すようだよ。それも万年桜のためにね|

以下略 AAS



141: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/15(月) 20:39:43.20 ID:KiQxSCGiO
|ただ物語の作り手が死ぬわけじゃない。ねむは私らの命の源。それが断たれるんだよ。
 作られた側の私らに、何ができるってんだい|
|万年桜ハなんで選バレたの?何デ私タチじゃナイノ?|
|もう新しいこと聞けない知れない記憶できない|
|ザバー……ザバー……|
以下略 AAS



142: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/15(月) 20:40:24.47 ID:KiQxSCGiO
|ここで何を言ったところで、どうにもなりはしないさ。事実を受け止めたら次はどうするか。
 言えることがあるとすれば、万年桜にも、キレーションランドにも、アイにも、やらなきゃ
 いけないことがある。あんたたちは、私らの分まで生きて、最後までやり遂げておくれよ|
|そうですか……|
「|……分かった|」
以下略 AAS



143: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/15(月) 20:40:56.32 ID:KiQxSCGiO
本日はここまでです。続きは来週月曜日以降に。


144: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/22(月) 22:24:20.99 ID:SUUU0L0dO
>>142からの続き

織莉子から百年後の未来予知が、最初に報告された日から二ヵ月弱。
W計画はすべてが成案となり、国内の魔女殲滅ことW−1と、海外の魔女殲滅ことW−2に先駆けて、
W−3ことコールドスリープマシン開発は本格始動する。
以下略 AAS



145: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/22(月) 22:27:10.36 ID:SUUU0L0dO
灯花が見せたのは、金色の延べ棒の形に整えられた金属だった。
手に取ってみると冷たくて軽く、裏返したりして観察すると灯花に返した。

「ヒヒイロカネって、見た目よりも軽いんだね」
「金よりも軽いんだよ。熱伝導率も優れてて、永久不変で絶対に錆びなくて、ダイヤモンドより硬いの。
以下略 AAS



146: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/22(月) 22:31:07.19 ID:SUUU0L0dO
「再現であって実物そのものではないけど、同等の性質は再現できたよ」
「魔翌力で再現したと思うけど、使ったのはねむちゃんの魔翌力なの……?」
「|再現には知古辣屋零号店が、カカオマスに溜めた魔翌力を使った|」
「……最低でも、鶴乃たちを未来へ送るまで、僕は死ぬわけにいかない。
 叶うならすべての魔女殲滅まで見届けたいけど、僕のことは僕自身が一番分かっている。
以下略 AAS



147: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/22(月) 22:31:59.82 ID:SUUU0L0dO





以下略 AAS



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