72: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/10/11(火) 23:14:38.65 ID:GA2SequC0
規模はこれらに赤城さんやホーネットさんの航空隊を併せても尚“群れ”には遠く及びませんが、お二人が出鼻を挫いたことで向こうが抱えていた「数的優勢」は既に霧散していました。
四方八方あらゆる方向から突き入れられる何百条もの火線に削られ、風船から空気が抜けていくかの如き勢いで萎んでいきます。
(,,゚ ゚)《Engage!!》
録に展開・分散すら出来ず着実に追い詰められていた“群れ”に致命傷を与えたのは、意外にも人類軍の戦闘機でした。
(,,#゚ ゚)《Wyvern-01, FOX-2! FOX-2! FOX-2!!》
『『『!!!!!!????』』』
女性の声で叫ばれる、空対空ミサイルの発射を意味する符号。無線から三度聞こえたそれに合わせて、空域に突入してきたF/A-18Dの翼下より同じ数だけ銀槍が放たれます。
三発のミサイルは何れも未だ赤城さんたちの航空隊による攻撃が届いていない“群れ”の中核部分を寸分の狂いなく射抜き、何百という機体を焼き払い吹き飛ばしました。
(,,#゚ ゚)《Gun, gun, gun!!》
人類航空機としての定石に沿えばそこから反転すべきところを、そのF/A-18Dは止まりません。そのまま綾波達の頭上を駆け抜け、機銃を放ちながら“群れ”に肉薄します。
0.8m〜1.2m。【黒鳥】は別格として、深海棲艦の艦載機の大きさは、最大でもF/A-18Dの実に1/14。
ワンショットライタァという、大東亜戦争時米兵から一式陸攻が付けられたものと同じ蔑称とそれに見合った脆さはあれど、中には燃料弾薬が満載されています。激突すればそれが1機2機であっても機体は致命的な損傷を受けるでしょう。
(,,#゚ ゚)《……………ッッ!!!》
人類の戦闘機にとって深海棲艦機は言うなれば、意思を持ち自在に空を飛び回る機銃弾や噴進弾のようなもの。しかしそれが大いに討ち減らされて尚数百発飛び交っている中に、“彼女”はまるで臆することなく斬り込んでいきました。
『『『────……………』』』
「Wow……!」
「……………凄い技ですね」
蝶のように舞い、蜂のように刺す。
奇しくも今まさにこの増援艦隊にも加わっている、故郷の武勲艦と同じ名を冠した銀色の【蜂(ホーネット)】の動きは、この比喩に全く違わぬものでした。
自らの機銃で刺し穿った空白に銀翼をねじ込むと、尚も銃火によって敵機を薙ぎ払い道を切り開きつつ全幅11m、全長17mにも及ぶ巨躯を巧みに操って“群れ”の中で舞い踊ります。
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