290: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2024/08/01(木) 23:57:31.88 ID:5POtTtSP0
…………さっきの“大論陣”の前にも色々と積み重ねがあったらしい。壊れ方の激しさも然ることながら、言ってる内容の意味不明ぶりがウチの司令官とタメ張れるレベルだわ。
そう言えば、アリサさんに想い人がいるってのは割とこの界隈じゃ有名な話ね。恐らく“タカシ”とやらがその相手なのでしょう。
例の全国戦車道大会における西住さん達に対しての無線傍受の件とコレが合わさり、屈指の名門校においてフラッグ車を任されるほどの腕前を持ちながら彼女の人気は少なくともウェブ上の関連ニュースなんかを見る限り決して高いとは言い難い。
反則云々はともかく、女子学生が同年代の男の子に懸想するという極自然な現象に対して目くじら立ててる連中って何なのかしら。男女問わず気色悪いったらないわ。
とりあえず、アリサさんからのアプローチを片思いに甘んじさせてるタカシとやらに相当見る目がないことだけは確かみたい。
西住さんとあそこまで渡り合えるような才女から言い寄られたら、寧ろこっちから頭下げてでも“お付き合い”すべきだと思うけど。
「…………アレ?」
一通り悶え喚いたところで、アリサさんはハタと動きを止める。彼女は僅かに身を起こし、不思議そうに阿音を見上げた。
「そう言えば、私自己紹介なんてしたっけ?ニシズミも別にアタシがサンダース大附属だとかは言ってなかったと思うケド」
∬メ´_ゝ`)「あら、知らなかった?貴女の知名度、自衛隊や在日米軍なんかじゃべらぼうに高いわよ。それこそ西住家姉妹、島田家長女に次ぐぐらい」
対する阿音は、ちょっと驚いたように眉根を上げながら答える。
∬メ´_ゝ`)「気球通しての無線傍受なんて真似を先ず実行できる事自体女子高生離れしてるし、その上で大洗女子学園側の戦術ほぼ把握できる精度だったんでしょ?並の技術じゃないもの、そりゃあ一目置くわよ。
ルール違反やらの辺りは、隊長さんの性格考えるに十分絞られてるだろうから今更部外者がどうこう言うものでもないわ」
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