46: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:27:59.41 ID:sRuakiC/0
莉緒「降ってきたわね。風花ちゃんの家が近くて助かったわ」
このみ「悪いわね、連日押し掛けちゃって」
47: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:29:10.91 ID:sRuakiC/0
莉緒「やだ。誰かにつけられたのかしら……アイドルが3人も連れだってたから」
風花「ど、どうしましょう……こういう時はプロデューサーさんに……あ」
そのプロデューサーさんは、プライベートな時間中だ。それも……いや、今はそれはいい。
48: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:30:25.49 ID:sRuakiC/0
一瞥して何かが起こったことは理解できた。
私たちは大慌てで歌織さんを部屋へと招き入れ、とりあえずお風呂に案内した。
歌織さんはその間、一言も発しなかったが浴室からは水音に紛れ、彼女の泣き声が聞こえてきた。
何をしたんですかプロデューサーさん!
49: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:32:31.63 ID:sRuakiC/0
その後は落ち着いたのか、歌織さんはさっぱりとした口調になって、今日なにがおこったのかを話してくれた。
P「すごいのに乗ってくるんじゃないかとは思っていましたが、ヴァンキッシュですか」
50: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:33:36.12 ID:sRuakiC/0
歌織「ちょっと新鮮ですね、この車の助手席に乗るのは」
P「いつもこれを運転しているわけですか。すごいな」
51: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:34:29.76 ID:sRuakiC/0
風花「……」
莉緒「え? な、なんかいい雰囲気だったんじゃない?」
52: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:35:15.00 ID:sRuakiC/0
P「まだ浅い時間ですけど、どこか行きたい所とかありますか?」
歌織「……言ってもいいんですか?」
53: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:36:46.66 ID:sRuakiC/0
風花「!」
莉緒「プロデューサーくんの自宅訪問?」
54: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:37:39.38 ID:sRuakiC/0
莉緒「そういうの、女子力のポイント高いわよね!」
このみ「そうね。でも意外にきれいだったのね」
歌織「最初はそう思ったんですけど、クローゼットからガタッて音がして」
55: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:38:18.56 ID:sRuakiC/0
歌織「今、なにか音が……」
P「あー……い、いや。そこは……」
56: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/09(土) 14:39:23.29 ID:sRuakiC/0
このみ「な、なんだったの!?」
歌織「DVDです。比喩でもなんでもなく、山のような映画のDVDがクローゼットを開けたら崩れ出てきて」
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