59:名無しNIPPER[saga]
2022/04/13(水) 11:50:50.70 ID:JSzS0ytI0
安価>>60 蘭子はイリナメラに何をされる?
60:名無しNIPPER[saga]
2022/04/14(木) 14:31:44.71 ID:MGFedzGj0
蘭子がイリナメラに連れられてやってきたのは赤いビロードがかかった神秘的な部屋であった。薄暗かったので香炉の沈香が焚かれているのがよく見えた。部屋の中央ではあらゆる儀式に流用可能な円卓があり、これを囲むのは“サターンの椅子”のような黒檀で、あたかもここだけ近世ヨーロッパの王族の家であるかのようだった。
イリナメラがその一脚に座る。そして彼女は別の一脚に彼女の着席を促した。
蘭子は恐縮しながら腰を埋める。イリナメラが口を開いた。
61:名無しNIPPER[saga]
2022/04/15(金) 09:05:08.69 ID:9kzymQHQ0
その後、蘭子は多神教価値観とは趣を異にするキリスト教価値観と、それに依拠する秘教哲学、イリナメラ庵の教義について触れ、最後に初歩的な魔術儀式についての実践作法を教えた。
「すっごーい! これがイリナメラ錬金法なんだー!」
蘭子は4時間の学習を終え、与えられた自室に帰っていた。蘭子は風呂から上がり、肢体を緩やかなバスローブで覆い隠している。そういう血色のいい悩ましげな風体で、窓際に敷設された木曽檜のロッキングチェアに腰掛け子供のようにはしゃいでいる。彼女は真鍮の大釜を庵祖イリナメラから預かっており、これを使用してアルカナ生成の力量を流出させているのだった。
62:名無しNIPPER[saga]
2022/04/19(火) 17:56:15.70 ID:Bp+rozXx0
次の日、蘭子は一人の部屋で目を覚ました。
元から一人であった訳ではない。
確かに昨夜、おおよそ十時を回ったころ、蘭子は宣告者と閨を共にしたのである。
それがいない。
寝過ごしたのかも知れなかった。
63:以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします[sage]
2022/04/20(水) 02:29:57.29 ID:Me7TaxP90
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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64:名無しNIPPER
2022/04/21(木) 15:33:04.48 ID:7xyORHV70
高天原に行こうという試みが恐ろしく困難であることは論を俟たない。その点に立脚すれば南極観測の道程すら霞むだろう。例えば歴々たる“ローマ信条”にはイエスの陰府下りの祈祷が記されているが、これは西暦で最も著名な“死後の世界”に対する言及であり、こうした聖なる神秘の持ち主さえ死せずして陰府に訪れない旨を示している。
高天原はそうした霊的な空間なので、霊的なアプローチを用いるしかないのだが、生きてそこに至ろうというのはダンテの“神曲”どころではない。
しかし聖人と天使なら叶うのだった。
65:名無しNIPPER[saga]
2022/04/21(木) 15:37:28.65 ID:7xyORHV70
ばこおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!??!??!?wwwwww!!??!?!?w??!?!?!?!!?!?!??
部屋に爆音と共に白煙が逆流し何が何だか分からなくなるwwwwwwww
宣告者「うおっ敵」
66:名無しNIPPER[sage]
2022/05/06(金) 17:54:33.20 ID:rYV+b3N9O
SS避難所
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