46: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 13:32:46.37 ID:86/EQe0g0
思い返せば、私は朋花が何者かを知らなかっただけに、ごく普通の……お母さんに言わせればやや無愛想な対応を朋花にしていた。
朋花にとってはそれが、居心地が良かったのかも知れない。
しかしどこに行っても同じとは限らない。
私は花屋になるかも知れない。
朋花は華道の家元になるかも知れない。
だが社会は、私という花屋とは見てくれない。花屋という私を見る。
朋花だってそうだろう。華道家元という朋花を見るようになるのだ。
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