954:名無しNIPPER
2023/06/21(水) 23:20:32.26 ID:JZWTPcqQo
だがこの説は、様々な反論を受けた。
たとえばネズミを使った実験では、22世代にわたって尻尾を切断し、尻尾を「使わなくさせる」ことで、尻尾が短くなるかを調べたのだ。
だが、22世代目になっても、使わなくなったはずの尻尾は短くならなかった。
この結果によって「使わない部位は退化する」という説は否定されたのだ。
…さて。
デジモンの進化は、そのどちらにも当てはまるようでいて、どちらにも当てはまらないのだ。
一見すると、「用不用説」が近いように見える。
たとえば魚型デジモンであるスイムモンが、陸に上がりたいと望んだことで、肺を持ち淡水に適応できるシーラモンへ進化した。
その子であるオタマモンは、進化して手足のある両生類型デジモンとなった。
これは当初「強く望んだ形質を得ている」ものと見なされていた。
だが、冷静に考えるとおかしいのだ。
スイムモンはどうやって「肺」という完璧に機能する器官を、試行錯誤なしに知り得たのか?
両生類型デジモン達はどうやって、陸上をうまく歩行できる手足の骨格や、乾燥から身を護る皮膚の構造を知り得たのか?
988Res/455.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20