30: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/09/27(月) 19:27:58.55 ID:FpkFq5Eu0
「わたしね、志貴と一緒にいるのがすごく好きなの。
でも志貴が人生で一番多く過ごしている学校という場所を良く知らない。
そこでの志貴をもっと知りたいと思ったの」
「――――――――――」
どうしよう。
こそばゆくて恥ずかしいけど、それ以上に嬉しい。
ずるいぞコイツ。
これじゃ怒るに怒れない。
「あ、ついでにシエルもね。
ふふ、わたしに悪目立ちするなって言っておいて、けっこうな評判じゃない貴方」
「な……っ!
いったい何を聞いたんですかアルクェイド!」
「よっ、耶高《やこう》の万能先輩!」
「こ、このエチオピア人が……っ!」
「あっはっは。日系フランス人なのかインド人なのかハッキリさせてから言ってちょうだい」
頬を紅潮させて震える先輩を、ここぞとばかりに攻撃する自称エチオピア人。
「それにね」
今にも先輩と取っ組み合いを始めそうな雰囲気だったが、アルクェイドはふいに頬をほころばせた。
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