私が育てる私の提督(艦これ)
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29:名無しNIPPER
2021/09/23(木) 21:56:14.94 ID:H8ldGDvs0
 私はこの鎮守府の司令官に会い、挨拶を交わし私は執務室を後にした。
 その後長門さんに連れて行かれ部屋へ案内され私は眠りについた。



 私にはこの鎮守府に対して不思議なことがあった。
 1つ目は司令官の顔によくわからない、認識できないモヤのようなモザイクがかかっていた。

 2つ目は長門さんが私に謝っていた。
 意味はわからなかったが決して悪いことではなかったと思う。

 そう信じたい。


 次の日、私は海に出た。

 装備は?っと思っていたが私のような『艦娘』と呼ばれるものには『艦装』というものが生まれつきあるらしい。
 私にもあった。
 艦装の使い方はよくわからないが私の経験したことのない【記憶】が教えてくれた

 しかし、使い方はわかってても、私にはそれを使いこなす経験、練度がなかった。

 私海に出て、最前線に立った。
 初めての実戦、怖かった。
 なにせ命がかかっているのだから。

 ”あのとき”もそうだった。

 味方の救援に行ったときも怖かったけど助けに行った。
 でも、誰も救えず私は沈んでしまった。

 沈むのは怖かった。

 何もない海の底で。

 誰もいない海の底で。

 ただ孤独の海で。

 1人、動けずに、なすすべもなく沈んでいったのは。


 怖かった。


 今度はそうなりたくない。
 今度は沈みたくない。
 みんなに貢献して、みんなといっぱい楽しみたい。


 そんな夢物語を抱いていた。



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