591: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:48:12.89 ID:BuUp22UaO
【>>590
3:「休日って何をしているの」
最近更新できず申し訳ありません。】
ふと思う。
592: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:48:51.03 ID:BuUp22UaO
「東雲さん、そろそろ『様』付けはやめない?」
「大変恐縮ですが、それは万に一つもありえません。わたくしが何方かと親密になることはないでしょう。兄様は例外ですが」
593: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:49:19.76 ID:BuUp22UaO
「ところで話は変わ────」
「……それは、はい。お誘いいただければ」
594: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:49:48.45 ID:BuUp22UaO
「それでは春宮様に失礼です。親しき仲にも礼儀あり、と教官は仰っていました」
「そんなことないよっ? もっとフラットというか気兼ねない関係でもいいんじゃないかな」
595: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:51:58.39 ID:BuUp22UaO
◇◇◇
こうして半ば強制的に参加させられたボランティア活動だったけれど、思いがけない関係性を構築することが出来た。
東雲さんと仲良くなれるのは良いこと。帰りにお揃いのリボンを買ったことで更にその関係は強固になったと思う。
596: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:52:33.17 ID:BuUp22UaO
そんな東雲さんは、正に人との距離感を掴むのを不得手としているらしい。と言っても、特別クラスで浮いているという話を聞いたこともない。確かな信頼を得ながら、クラスメイトと友人の間に引かれた一本線を越えないようにしていると見受けられる。
そしてそれは、故意というよりは彼女自身が自然と作り出した偶発的な隔壁であることが今日わかった。
友人との接し方が分からない彼女なりの処世術なのだと。
外見や言葉遣い、立ち振る舞いに至るまでいかにも深窓の令嬢感が出ているし、もしかしたら本当に良いところの生まれなのかもしれない。
597: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:53:32.95 ID:BuUp22UaO
「ん」
と、そんなことを考えていると携帯が震える。
望月くんからのチャットだった。
598: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/30(火) 08:54:55.59 ID:BuUp22UaO
【安価です。自由行動
1.1人で過ごす
2.ケヤキモールへ(コンマ判定で人と会う)
3.人と会う
599:名無しNIPPER[sage]
2021/11/30(火) 21:16:41.85 ID:yGR7yPUjo
2
600: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/12/01(水) 08:36:43.65 ID:B7nbQdOqO
【>>599
2.ケヤキモールへ(コンマ判定で人と会う)】
生徒会主催の企画が『クイズ大会』として方向性の承認を得られたと報せを受けた日の生徒会業務終了後。
わたしはケヤキモールに来ていた。
601:名無しNIPPER[sage]
2021/12/01(水) 09:08:15.06 ID:UODfn2/h0
あ
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