【ウマ娘】小さなトレーナーと白い奇跡【みどりのマキバオー 】
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43: ◆Nsqe9nXw7g
2021/08/08(日) 00:08:56.61 ID:OS/CCdyu0
 チームメイトである二人との対決から二週間が経った。

 一人と一匹の二人三脚により、マックイーンの走りは全盛期のそれに戻りつつあった。足を踏み込む度に走っていた激痛はもう無い。すっかり慣れたコースを走りながらその時≠ェ近いことをマックイーンは悟っていた。

「よぉ、そろそろ時間だせ。たれ子」

「ええ、わかっていますわ。それといい加減たれ子はお辞めなさいったら」

マックイーンはネズミを頭に乗せ、迎えが来るトレセン学園の校門へと向かった。今日は左足の定期検診の日。じいやの運転する車に乗り、マックイーンは久しぶりに実家のメジロ家へと戻った。

 レントゲン撮影、触診。いつも通りの流れ。出来上がったばかりのX線写真を一瞥した主治医は、処置室にじいやとマックイーンを呼んだ。

「そのお姿を見た時にまさかとは思いましたが……」

 主治医はジャージ姿のマックイーンへ向き直り、続けた。

「やはり学園を辞めさせてでもご実家にて療養させるべきでした」


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