【ウマ娘】小さなトレーナーと白い奇跡【みどりのマキバオー 】
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◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:05:59.64 ID:H/R4DuwY0
「痛ってて、なんだここは?」
一匹のネズミが地面いっぱいに敷き詰められた落ち葉の上から起き上がる。
ズキズキと鈍痛が響く頭を摩りながら、ネズミは立ち上がり辺りを見渡す。
以下略
AAS
4
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:07:02.51 ID:H/R4DuwY0
呟いた独り言がやけにうるさく感じる。それほどまでに静かな森の中。耳を澄ますと、後ろから乾いた落ち葉を踏みしめる音が聞こえてきた。
「なっ、なんだ!? まさか野犬か!?」
そう言って振り向いたネズミの頭にズキンと鋭い痛みが走る。
以下略
AAS
5
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:08:16.64 ID:H/R4DuwY0
「な、なんだてめぇは!? 人間か? いや、その耳と尻尾はまるで馬じゃねぇか」
「まぁ珍しい。喋るネズミさんだなんて」
好奇の眼差しを向けて手を伸ばしてきた少女に背を向け、ネズミは一目散に走った。
以下略
AAS
6
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:10:24.39 ID:H/R4DuwY0
undefined
7
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:12:11.23 ID:H/R4DuwY0
undefined
8
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:18:51.86 ID:H/R4DuwY0
何故か書き込みがundefinedとなってしまい続きがあげられないのですが、理由をご存知の方いらっしゃいますか?
9
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:31:03.28 ID:H/R4DuwY0
見知らぬ森をネズミは駆ける。どこに何があるかも分からない。しかし、少女が来た方向へ向かって進めば開けた場所に出るかも知れない。依然と何も思い出せないネズミだったが、こうして自分の足で走ることが何故だか妙に懐かしいと思える不思議な感覚を覚えながら進んでいると、目の前に大きな屋敷が見えた。立派な門の前には、眼鏡を掛けた燕尾服の老紳士が立っている。
「お嬢様! お嬢様!」
彼がお嬢様と呼ぶ人物こそ、さっきの少女のことだと察したネズミは老紳士の前に立ち止まり、小さな体をいっぱいに使いながら身振り手振りを交え大声で叫んだ。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/08/07(土) 23:31:19.67 ID:JOELr5XK0
改行と文字数が一定以上だと、そうなってしまうので
レスを分ければよい
11
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:32:10.41 ID:H/R4DuwY0
「チクショウ! なんだってんだ!」
ネズミは苛立ちから小石を思い切り蹴り上げた。すると、その小石は高く飛び上がると放物線を描いて老紳士の頭に当たったのだ。老紳士は小石の当たった頭を摩りながら上空を見上げている。どうやら、頭上から石が降ってきたのだと思っている様子だった。
それを見たネズミはあることに気付いた。何故かはわからないが、自分の存在はこの老紳士には認識されていないということ。これでは助けを呼ぶことなど到底不可能である。しかし、先程の老紳士の反応を見たネズミはまだ打つ手が残されていると悟り、急いで来た道を戻り少女の元へと向かった。
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
2021/08/07(土) 23:33:30.77 ID:H/R4DuwY0
>>10
解決しました、ありがとうございます。
13
:
◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:34:35.27 ID:H/R4DuwY0
緑色のリボンを咥えたネズミは、再度老紳士のいた屋敷の方へと向かって走った。
「おぉ! これはもしやお嬢様の……」
ネズミは老紳士の前でヒラヒラと少女のリボンを振って見せた。予想通り、物に関しては認識出来るようだ。これ幸いとネズミはリボンを咥えたまま再び少女の元へと向かって走る。老紳士の目には、まるでリボンが風に吹かれて飛ばされているように映っているのだろう。ネズミの思惑通り、老紳士はリボンを追って付いて来た。老紳士が倒れた少女を見つけたのは、それから数分後の事だった。
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