黒のリリス「六号……?」戦闘員六号「これからは俺がリリス様を守りますから」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/18(日) 20:45:01.09 ID:jLcWqk3bO
「遅かったね、ヒーロー諸君」

病棟の屋上にて、僕はヒーローを見上げる。

赤、青、黄、桃、白。目がチカチカするよ。

それぞれ何を象徴しているかは知らない。
カラフルな彼らに黒のヒーローはいない。
その理由は僕が居るから。黒のリリスが。

「改造手術は成功した。君達を脅かす新たな戦闘員の誕生だ。だが、まだ彼はまともに動ける状態ではない。故に襲ったのだろう?」

ヒーローという連中はいつもそうだ。
悪党に何をしてもいいと考えている。
大勢で取り囲んでリンチばかりする。
僕が昔、ノートに書いた当時としては荒唐無稽な実現不可能である理論を破いて捨てた。

忘れないよ。死ぬまで。あの残酷な正義を。

「戦闘員六号。僕が生み出した6番目の戦闘員にして最強の改造人間。僕では君達を倒すことは出来ないかも知れないが、彼を守り通すことは出来る。そして彼が、彼こそが!」

ヒーローのレーザー・ビームを触手で払う。

「君達正義の味方に、引導を渡す存在だ!」

白衣の下から8本の触手を展開する。
5人のヒーローそれぞれに照準を合わす。
残った3本で敵の攻撃を防ぎ、凌ぐ。


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