黒のリリス「六号……?」戦闘員六号「これからは俺がリリス様を守りますから」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/18(日) 20:47:00.46 ID:jLcWqk3bO
「うぐっ……ううっ……ちくしょう」

5人のヒーローのうち3人は倒した。
あと2人。しかし、僕の触手は1本だけ。
残りの触手は既に破壊されている。

「いいさ……やるがいい。だが僕がやられても触手たちは必ず、この建物を守り抜くぞ」

周囲に散乱した触手が蠢く。
僕の意思とは関係なく、プログラムで。
ただこの建物を守るために。

赤のヒーローに最後の触手を向ける。
しかし青のヒーローに回り込まれた。
羽交締めにされて、触手を踏まれる。

赤のヒーローが、勝ち誇って嘲笑してる。

「脅しのつもりかい? 僕に投降しろと?」

嘲笑で返すと、胸ぐらを掴まれた。怖い。

「屈しない。正義なんかに、悪は負けない」

勇気を振り絞る。僕はリリス。黒のリリス。

「必ずや、僕の仇を六号が……!」
「そんな重たい役目、御免っすよ」

振り返ると、そこに六号が這いずっていた。


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