6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:37:19.77 ID:SOVw+v6uO
「何故と言われても困る。これはある種の礼儀作法のようなもので……」
「無礼者! そこに直れ!!」
とりあえず東を正座させて今度は私が腕組みをして説教を開始した。とんでもない男だ。
7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:38:38.90 ID:SOVw+v6uO
「しかし、部長」
「あ?」
「そ、そんなに睨むな。部長も現在、カフェインと付き合っているわけだから、そうした状況に置かれる時もあるだろう?」
「それが?」
「そうまでして隠し通したいものなのか?」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:40:07.34 ID:SOVw+v6uO
「東」
「よし、そうと決めれば善は急げ……いや、便は急げで相沢さんを呼び出して……」
「呼ぶな」
見切り発車寸前の東に現実をわからせる。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:41:32.37 ID:SOVw+v6uO
「東、いい加減に……」
「お? 良い具合に便意が高まってきたぞ」
「ちょ、本気なの!?」
正座していた東が重い腰を上げてうんこ座りになり、両手を握って力み出した。やばい。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:43:38.49 ID:SOVw+v6uO
「高橋くん……?」
「東からLINEが来て、走ってきた」
どうやらそういうことらしい。
東の妄言も時間稼ぎだったのだろう。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:44:45.95 ID:SOVw+v6uO
「は、鼻水塗れになるよっ」
「別にいいよ。俺も試合中とか拭くし」
「そ、そういう問題じゃ」
とかなんとかいいつつ、広い背中に手を回してみたりして。離れたくないのは私も同じ。
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