北条加蓮「藍子と」高森藍子「私たちの大好きな場所で」
1- 20
30:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/13(木) 19:11:02.23 ID:olNGque80
加蓮「それにさ……」

加蓮「それに――私も付き合うよ、って言っちゃいそうになって……」

藍子「……加蓮ちゃんも……」

加蓮「アイドルを続けながらカフェを開く。ずっと続けていく。そんな無理なことも、私がいればちょっとくらいはできることが増えるかもしれない。じゃあ、その為に私も付き合うよ。……って言いたくなる」

加蓮「永遠を覚悟してなお、私に寄り添ってくれた藍子へのお礼。それから……これからもずっと一緒にいたいっていう私の気持ち」

加蓮「あははっ。そんな建前なんて、もういらないんだった」

加蓮「藍子の夢が叶って、藍子が笑顔でいるところを、一緒の場所で見ていたいの。そのために人生を捧げるのも、全然悪くないやっ」

加蓮「……だけどそれは、私の話」

加蓮「藍子がやろうって言ったのならともかく、こんなのは全部私の気持ちのことだもん。それって違うじゃん。ただの私の身勝手な感情じゃん」

藍子「……いままでずっと、ここでずっと。私とあなたのやりたいことを、自分の気持ちを大切にして、言葉として交わし続けていたのに?」

加蓮「今だけは、それじゃダメだって思う。そもそも――」

藍子「…………」

加蓮「そもそも私の気持ちって言うなら、……藍子にはアイドルでいてほしい」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
36Res/36.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice