北条加蓮「藍子と」高森藍子「私たちの大好きな場所で」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/13(木) 18:55:31.34 ID:olNGque80
藍子「そういうことは、嫌いじゃなかったんですか?」

加蓮「上辺だけの感情や取り繕った気持ちで言うのなら、聞きたくもないし話したくもないよ。でも藍子は違うって知ってるから。……やっぱり、藍子の話は聞いていたいの。分かっていても、何度だって」

藍子「もう。ズルいんですから……」

加蓮「けど……藍子の気持ちは、いつも予想以上なんだよね」

藍子「予想以上?」

加蓮「うん。ふんわりしているように見せかけて、誰よりもたくさんの気持ちを持ってる。しかもそのほとんどが他人へ向けられた物」

加蓮「嬉しいことを、なんだって人に分けてあげようとしてさ。いつもとっても優しくいられて……正直、今でもたまにすごいなぁって思うことがあるの」

加蓮「人のことを1番に思いやれるアイドル。どうやったらそんなに優しくなれるんだか――なんて、悪態をつきたくなるくらいに」

藍子「…………、」

加蓮「……ごめん。今日はそういうのナシだった」


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