千夜「お前を監視する」武内P「?」
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13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:27:51.37 ID:yj3euRj70
文香「ありすちゃん……?」フラフラ

ありす「すみません、お待たせして。もう少し私に体重をかけてもらって大丈夫です。ゆっくり行きましょう」

文香「はい、お願いします。それでは兄さま。お恥ずかしいところを見せてしまいましたが……もしよければ、今のことは忘れてください」

武内P「……わかりました。どうかお大事に」


<ありすちゃん……応援してくれたのに、ごめんなさい

<いいえ、そんなことありません! 想定とは違いましたが、これも悪くない結果ですよ。


武内P「……」

武内P(F……F……忘れてくださいと言われましたが、衝撃が強すぎて)

武内P(ダメだ! 忘れることは無理でも、このことについて考えるのは止めなければ……っ)


「兄さま?」


武内P「鷺沢さん!? 部屋に戻ったのでは――」クルッ

千夜「残念ながら白雪です、ばーか」

武内P「……ッ!?」

千夜「しかし兄さまには驚きました。文香さんの気が弱いことを良いことに、自分を兄さまと呼ぶように強制するとは。兄さまの人として許されない醜態に、千夜は涙が出そうです」

武内P「ご、誤解です白雪さん!」

千夜「アイドルに兄さまと呼ばれ、満更でもない態度をとっていながら言い訳ですか。見下げ果てた男だとは思っていましたがまだまだ下げ止まりがこないとは、逆に見直しましたよ兄さま」

武内P「そ、そう思われても仕方がない状況だったとは思います。ですが、違うんです」

千夜「……違うと。まあ途中から見てしまった私から見ても、文香さんがイヤイヤやっているようには見せませんでした」

武内P「わかっていただけて何よりです。……ところで」

千夜「何でしょう兄さま?」

武内P「なぜ……白雪さんまで私を兄さまと呼ぶのですか?」

千夜「フッ。そんなこともわからないのですか、おま――兄さまは」

千夜「どのような経緯で文香さんに兄さまと呼ばれるようになったかは知りません。そして現状を文香さんも嫌がっていない以上、私が口出しする必要はないのかもしれません。しかし私にはある懸念が生まれました」

武内P「懸念?」

千夜「兄さまがどれだけアイドルのために一生懸命なのかは、私も多少なりとも知っているつもりです。寝る間も惜しんで現場を走り、上司に意見し、アイドルのケアもする。そんな忙しい毎日を過ごしていたら、多少性格が歪んでしまっても……アイドルに兄と慕われたいと考えるだけでは飽き足らず、それを実行に移してしまっても仕方ないでしょう」

武内P「ちが……違います!」


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