9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:12:15.57 ID:0I4NW87R0
武内P「――と、そういえば。服の下だから目立ちませんが、一応鞭の跡は確認しておきましょう」ヌギヌギ
武内P「……言われてみればわかる、程度の跡ですね。明日になったら消えているでしょう」
武内P「……消えたからまた付ける、と輿水さんが言い出さないといいのですが」
10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:12:54.98 ID:0I4NW87R0
武内P「あの……神崎さん? さすがに包帯をつけたままでは仕事がしづらいですし、この巻き方では奇妙な目で見られるので外してもいいでしょうか」
蘭子「ほう? 我との絆を外すと? 業腹だが、汝の生業《なりわい》には渉外もある。それに理解を示さないほど、我は狭量ではない(ええっ!? 外しちゃうんですか!? せっかくマーキングできたのに……でもお仕事で色んな人と会うから仕方ないですよね)」
蘭子「た・だ・し! 言の葉を紡ぎながら外してもらおうか!(その代わり、例の言葉を言いながら外してください!)
11: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:13:38.38 ID:0I4NW87R0
――
――――
――――――――
12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:14:06.60 ID:0I4NW87R0
武内P「あの……先ほども言いました通り、私はたいへん速水さんを魅力的だと、好意的に見ています」
奏「警戒しているようにしか見えないのだけど」
武内P「ただ、今は時期が悪いと言いますか……しばらく速水さんの手の届く範囲に近づくのは危険だと忠告を受けまして」
13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:14:38.09 ID:0I4NW87R0
奏「この匂いは……プロデューサーさんの香水?」
武内P「え、ええ」
奏「……へえ。珍しいわね、香水をつけるだなんて」
14: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:15:24.45 ID:0I4NW87R0
※ ※ ※
奏「みぃ〜かぁ〜……ってあなたどうしたのよ?」
15: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:16:16.36 ID:0I4NW87R0
美嘉「なっ……なっ……」
奏「……」
美嘉「だ、ダメだよありすちゃん。セッ……なんて口にしたら。年頃の乙女なんだから、もう少し婉曲的な言い回しができるでしょ?」
16: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:16:46.78 ID:0I4NW87R0
ありす「……」
奏「へえ、そうなの。ありすちゃんならもう贈り物をしたから、あなたも急いだ方がいいんじゃないかしら?」
文香「え……?」
17: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:17:19.19 ID:0I4NW87R0
奏「普段から接点のある年頃の男女が、ある日突然同じシャンプーの匂いがするようになる。自然と勘ぐってしまうじゃない」
文香「……勘ぐる? いったい何をですか?」
奏「二人が一夜を共に明かしたんじゃないか……ってね」
18: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:17:46.34 ID:0I4NW87R0
奏「そういえばCPのプロデューサーさんはもらったシャンプーを使っていたわね。これはどう意味かしら?」
美嘉「どど、どういう意味って……せっかくもらったんだから、使わないと失礼じゃない」
奏「そうね、そう思って使ったのかもしれない。でもね、可愛い妹分からのエッチな告白に、シャンプーを使用することで答えたかもしれないわね」
19: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:18:19.23 ID:0I4NW87R0
武内P『入ってもよろしいでしょうか?』
文香「あ……あ……あ……」ガタガタ
美嘉「だだ、ダメ! 今着替え! 着替え中だから!」
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