武内P「私にマーキングしたい?」
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12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:14:06.60 ID:0I4NW87R0
武内P「あの……先ほども言いました通り、私はたいへん速水さんを魅力的だと、好意的に見ています」

奏「警戒しているようにしか見えないのだけど」

武内P「ただ、今は時期が悪いと言いますか……しばらく速水さんの手の届く範囲に近づくのは危険だと忠告を受けまして」

奏「……ふーん」

奏「何? もしかして今みんながやっていること――マーキングを私がプロデューサーさんにするかもって?」

武内P「……ッ」

奏「私がプロデューサーさんにマーキングするとして、いったい何をすると思う?」ズイッ

武内P「あの……なぜ近づいてくるのですか?」

奏「近づかないとお話も、それにプロデューサーさんが期待してくれていることもできないじゃない」

武内P「き、期待などしていません」

奏「期待じゃなくて予想、それとも不安なのかしら? 不安だったらとても悲しくて――興奮するわ」

武内P「〜〜〜〜〜っっっ」

武内P(そう告げる速水さんの表情は、十代の少女が浮かべて良いモノではありませんでした。思い通りにならない男への怒りと、それを今から屈服させることができる歓喜に満ち満ちているのです)

奏「ねえ、答えてよ。私があなたにマーキングをするとして、いったいどんな方法をとるのかしら?」

武内P「そ、それは……」

奏「答えは出ているようね。なら、答え合わせの時間といきましょう」

武内P「ま、待ってください!」

奏「みんながマーキングしてるのに私だけがダメだなんて、いけずな人。そんな人にはいたずらが必要ね」クスッ

武内P(後ずさろうにも気がつけば壁際。肩をつかんで止めようにも、今日の速水さんは肩を露出させたトップスを着ている。私が触れるわけにはいかない――ッ!!)

奏「……ん?」

武内P「……?」

武内P(あと一歩の距離にまで迫った速水さんは、眉をひそめて立ち止まってくれました)


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