土屋亜子「アタシも大好きやで、Pちゃん」
1- 20
113: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:37:33.37 ID:ZnT9OyOd0
亜子「ほらほら、Pちゃんの為に作ったんやで? 食べてみて」

P「これ……いただきます」

亜子「どや?」
以下略 AAS



114: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:38:25.18 ID:ZnT9OyOd0
泉「得心した。なるほど、亜子のコロッケじやないとは思った」

さくら「アコちゃんのは、小判型してるコロッケだもんねぇ」

P「え? すると、この俵型のコロッケは……」
以下略 AAS



115: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:38:57.41 ID:ZnT9OyOd0
女性P「その、私は……」

P「ごめんなさい」

女性P「謝ることなど、なにもない」
以下略 AAS



116: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:39:37.06 ID:ZnT9OyOd0
泉「初ライブが成功したら、ご両親も一緒にお祝いしたいって言ってたのはこういうわけだったんだね」

亜子「Pちゃんは、アタシらそれぞれの家庭の事情を解決してくれたやんか。ほんなら、アタシらもPちゃんの家庭の問題を解決してあげんとな」

さくら「うん! ずっと4人でいっしょだもんねぇ」
以下略 AAS



117: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:40:11.32 ID:ZnT9OyOd0
 この後、気を利かせた社長さん……いや、Pちゃんのお父さんがかな子ちゃんも連れてきてくれ、アタシら7人はアメリカツアーの成功をコロッケで締めくくった。
 ちょっと酔っ払ったPちゃんのお父さんは、プロデューサーの心得なるものを大声でPちゃんに説きはじめ、Pちゃんは真剣な顔でそれを聞き、Pちゃんのお母さんは笑いをかみ殺していた。

かな子「あんなプロデューサーさんを見るの、初めてかも」

以下略 AAS



118: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:40:52.35 ID:ZnT9OyOd0
 2日後。
 日常生活に戻ったアタシらは、一躍学校の有名人となっていた。
 遠巻きに熱い眼差しを受け、クラスでは全員に囲まれてアメリカでのことをあれこれと聞かれ、下級生からサインを求められる。


以下略 AAS



119: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:45:19.37 ID:ZnT9OyOd0
P「いやあ、まいった。みんな僕のことを、アイドルの窓口みたいに思ってるみたいだ」

亜子「……ふうん、そうですか!」

P「え? あれ? もしかして怒ってる?」
以下略 AAS



120: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:46:15.50 ID:ZnT9OyOd0
 頭の端っこに引っかかってた記憶が、ようやく思い出させてくれる。
 アレか、史上最低の映画監督とかいう人の映画やっけ。
 史上最低の映画監督の映画ということは、史上最低の映画ということになるんやろうし、まあその映画に興味ないことはないんやけど、それに加えてPちゃん家かあ……アンタ、どないなトコに住んでんの?

P「どう……かな、お菓子とか飲み物も用意するけど」
以下略 AAS



121: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:46:48.53 ID:ZnT9OyOd0
亜子「ちゃんとキレイにしてあるんやろな? 女の子が3人も来るんやから」

P「特に君が、ね」

 綺譚のない返事と笑顔に、こっちの顔が赤くなる。
以下略 AAS



122: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:47:23.52 ID:ZnT9OyOd0
〜放課後〜


泉「ワンルームなんだ。あんまり物はないんだね」

以下略 AAS



123: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:48:09.77 ID:ZnT9OyOd0
P「これ、デジタルリマスターされた総天然色版なんだ」

 ということは、元々はシロクロの映画なんかいな。
 そして始まった鑑賞会。
 この史上最低の映画監督作成の史上最低の映画に、1番食いついてきたのはなんと意外にもいずみやった。
以下略 AAS



124: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:49:03.54 ID:ZnT9OyOd0
泉「このUFO……なんていうか……」

P「これ、タイヤのホイールを使って撮影してるんだ」

亜子「それはエエけど、吊ってる糸が見えてるやないの!」
以下略 AAS



125: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:49:34.32 ID:ZnT9OyOd0
泉「あと、なぜこのゾンビに襲われている人たち、直立不動で逃げもしないで『うわー』とか言いながら首を囓られてるの!?」

P「実に当然の指摘で確かに不思議だけど、僕もその疑問に対する答えを持っていない」

泉「それも何度も何度も!!」
以下略 AAS



126: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:50:08.15 ID:ZnT9OyOd0
泉「それで結局、太陽爆弾ってなんのことなの!?」

さくら「えっとぉ」

亜子「ガソリン缶……やったかな?」
以下略 AAS



127: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:50:48.37 ID:ZnT9OyOd0
泉「あのラストシーン、いくら考えても納得がいかない」

さくら「宇宙人の王様さんのお話、ピーンってなって聞いてておかしかったねぇ」

 帰り道、アタシらはまだ笑いながらさっきの史上最低の映画の話をしていた。
以下略 AAS



128: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:51:27.80 ID:ZnT9OyOd0
さくら「おもしろい映画だもんねぇ」

P「うん。最低ではあるけど味のある映画という認識だったんだけど、みんなでワイワイいいながら見るとこんなに楽しい映画なんだと初めて知った」

さくら「またやってほしいでぇす。映画鑑賞会」
以下略 AAS



129: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:52:20.24 ID:ZnT9OyOd0
 いずみもさくらも、こんな楽しそうにしてくれるなら、映画も悪ないな。
 いや、なにより4人で一緒に楽しめるんは、確かにエエ娯楽や」

P「どうかな。前はあんまり見ないって言ってたけど、土屋さんも映画が好きになってくれたかな?」

以下略 AAS



130: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:52:52.65 ID:ZnT9OyOd0
亜子「あんな、今では……な」

P「なに?」

 ちょっと笑ってから、アタシは口を開いた。
以下略 AAS



131: ◆hhWakiPNok[saga]
2021/01/31(日) 12:54:47.27 ID:ZnT9OyOd0
以上で終わりです。お付き合いいただきありがとうございました。
土屋亜子ちゃんは、モバマス登場時から可愛く、明るく、楽しい娘で大好きな娘です。


132:名無しNIPPER[sage]
2021/01/31(日) 14:36:35.32 ID:1Gu568HDO


あのZ級映画を持ってくるとか……


133:名無しNIPPER[saga]
2021/01/31(日) 14:39:48.63 ID:YLFAkbYnO

このPちゃんはこの後デビルマンとか見せにきそうだW


133Res/93.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice