【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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304: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:42:27.53 ID:TrFu1u/e0
モモ「これからは忙しくなるし、ここに来る機会も暫くは無さそうっすね」

京太郎「そう寂しいこと言うなって!たまには息抜きしに来いよ」

京太郎「俺と淡はもう少し居座ることになりそうだしさ」
以下略 AAS



305: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:43:21.38 ID:TrFu1u/e0
キョータロー、モモ、そして私。三人で作り上げた青春は一つの終焉を迎えようとしていた。
それはモモが就活準備のために部活を引退するためだけではなく、むしろ私にとっては『もう一つの理由』の方が余程重要だった。

モモ「さてと。こんなもんっすかね」

以下略 AAS



306: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:43:53.63 ID:TrFu1u/e0
モモ「それで、どこに行くつもりっすか?」

京太郎「具体的には決めてないんだ。都心の方に行くつもりではあるんだけど」

モモ「はぁ!?よく大事な初デートにそんな準備で臨めるっすね」
以下略 AAS



307: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:44:26.49 ID:TrFu1u/e0
京太郎「......っと、もうこんな時間か」

モモ「待ち合わせは?」

京太郎「四時に新宿駅で」
以下略 AAS



308: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:45:50.71 ID:TrFu1u/e0
小洒落たジャケットの裾を払うと、そう言ってキョータローは部室を後にした。
宙に舞う埃が窓から差し込む西日によって映し出され、その隙間を縫ってヒグラシの鳴き声が聞こえてくる。
額に浮かんだ汗をハンカチで拭い取ったモモは辟易した様子で、

モモ「まったく、浮かれちゃって.....男ってホントに単純っす」
以下略 AAS



309: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:46:18.17 ID:TrFu1u/e0
モモ「......あぁもう、しょうがないっすね!」

淡「な、なに?」ビクッ

モモ「失恋くらいでそんなにショゲてどうするんすか」
以下略 AAS



310: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:46:51.02 ID:TrFu1u/e0
【夜】


――― 居酒屋

以下略 AAS



311: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:48:09.78 ID:TrFu1u/e0
店主「生中とピーチソーダ、それとたこわさお待ち」ゴトン

モモ「どうもっす」

店主「そういや一人足りなくねえか?須賀くんはどうしたのよ」
以下略 AAS



312: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:49:10.09 ID:TrFu1u/e0
モモ「京さんなら今頃、その宮永プロとデート中っすよ」

店主「宮永だって!?そりゃなんでまた」

モモ「中学からの同級生で、この度無事お付き合いすることになったらしいっす」
以下略 AAS



313: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:50:04.74 ID:TrFu1u/e0
――― 路上


モモ「じゃあ私はここで」

以下略 AAS



314: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:51:00.15 ID:TrFu1u/e0
淡(......私、またキョータローのこと考えてる)


結局、本当に私は彼のことが好きだったんだろうか。
好きな人が他の人と付き合うなんて話を聞いたら、普通は「悲しい」とか「つらい」とかそういう感想を持つものだろう。
以下略 AAS



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