【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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313: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/04/02(金) 03:50:04.74 ID:TrFu1u/e0
――― 路上


モモ「じゃあ私はここで」

淡「またね〜」

居酒屋からすぐ近くのバス停でモモと別れる。
彼女と加治木先輩の住まいはそう遠くないので路線バス一本で帰ることが出来るが、都心方面の私はそうもいかない。
まず駅に向かい、数回の乗り換えを挟まなければ我が家に辿り着けないのだ。
あと二時間もしないうちに日付が変わるが、街は未だに人で溢れかえっていた。


歩きながら一日の出来事を振り返る。久々に入ったゲームセンターではモモに振りまわれ続けた。
音楽ゲームの才能は全然なかったがUFOキャッチャーの才能はあったようで、お陰で私の右手にはぬいぐるみで一杯の紙袋がぶら下がっている。
居酒屋は相変わらずだったな。お酒は美味しくないし、悪酔いして頭がガンガン痛くなる。
店主のおっちゃんはやけに馴れ馴れしい上に下品だけど、案外ああいうのは嫌いじゃない。
ただムカつくのはキョータローの話を振ってきたことだ!
ハッタリだなんて、あんな変なこと言わなくたっていいのに......


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