高森藍子「加蓮ちゃんたちと」北条加蓮「生まれたてのカフェで」
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30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:58:07.10 ID:mOMWMpAw0
「はいっ!」

そして、またまたそーちゃんが唐突に手を上げる。もちろん肘を曲げて……曲げすぎていて、ほんの少しだけ"ぶりっこ"のポーズみたいになっちゃってた。
それでも可愛いのがちょっぴり面白い。さすが、将来私になってくれるって言うだけのことはある。

「わたしは、げんきですっ!」
「そーちゃんは、元気なんですね♪」
「しろちゃんも、げんきです!」
「……す?」
「なんか微妙そうな顔になっちゃってるけど……」

自分の話――しろちゃんにとっては自分の話なのに、なんだか不思議そうな物を見る目。
つい、無意識に看護師さんへと意識を傾けてしまう。そういえばその話だったね。

「ええ、とっても元気よ。元気いっぱいで、いつも藍子ちゃんの出ている番組ばかり見て。消灯時間が近くなったら、いやいやって言っちゃって――」
「……さっきの話となんか違くない?」
「あら。どちらも本当のことよ」
「そんなに、私のことを見てくれているんですね……。しろちゃん、いつもありがとうっ」
「…………!」
「えっ? ごめんね、もう1回、言ってくれるかな?」
「……ありがとう……!」
「ふふっ。どういたしまして」


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