高森藍子「加蓮ちゃんたちと」北条加蓮「生まれたてのカフェで」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:53:36.85 ID:mOMWMpAw0
好奇心が何度も爆発した結果、助け舟を出したのは藍子だった。

「実は、次のページにも用意しているんです。ほらっ」

そこには「♪藍子のオススメ♪」と、クレヨンで書いたような文字が。下には2枚の写真が貼ってあって、片方は2ページ目にもあった"みにホットケーキ"に、たっぷりとシロップをかけたもの。もう1枚は、やはりまるまった文字で「?」と書いてある。
そーちゃんとしろちゃんが、同時に写真を指差した。
そーちゃんは「?」を、しろちゃんはみにホットケーキを。

「これにする!」「……する!」
「は〜い。では、ちょっと待っててね」
「はいっ!」「……!」

もしかしたら、こうなるって藍子は予想してたのかな……? 目論見通りにいかないところがあるなら、計画通りになることもあるよね。
藍子はきっと、こうなればいいなって楽しみに思い浮かべながら、この3ページ目を作ったんだと思う。

「なるほど、一部を秘密にすることで興味を惹かせて子供たちをその気に……」
「……看護師さん、ガチ分析は帰ってからやってくれる?」
「あら、ごめんなさい。今はクリスマスパーティーの途中だったものね。それなら、加蓮ちゃんのお話を――」
「それはしなくていいからっ」
「かれんちゃん、おはなししないの?」「……の……?」
「ああもう、えっと、じゃあそーちゃんの話っ! そーちゃんの好きな物の話をしようよ、それでいいでしょっ」

これ以上、暗黒昔話……もとい黒歴史を暴かれる訳にはいかないもんね。特に、キッチンで鼻歌を奏でながら、時折こちらの様子を窺う誰かさんには!


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