45:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:22:28.76 ID:uyzFntxd0
「よかった、あったよ、買えたっ」
豊橋は嬉しそうにそう言った。それなら重畳。ふぅ、と息を吐き出してから俺も言葉を返す。
「予算オーバーしなくてよかったな」
「うんっ。半分くらい余っちゃった」
「半分も?」
「二万円用意してたから」
「ブルジョアかよすげーなお前!」
なんてツッコミを入れながら、よっこいしょ、と俺はベンチから立ち上がる。すると太ももがぷるぷる震えだした。運動不足なブタであることをこの時ばかりは後悔せずにいられない。
だが男にはやらなきゃいかん時があるんだい……と傍らのブラック・チェリー号に跨ろうとしたところで、あるものが目に付いた。同時に、あっ、と思った。
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