白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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77:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:00:24.48 ID:tRJaplXx0
 双葉杏がやって来て、辺りを見回した。其方此方に視線を投げ上げて、最後に千夜へ向く。

「プロデューサーは?」
「あいつなら、外回りというやつですよ。まさか、昨日もそう言っていたのをお忘れですか」
「ぐえー、そうだった。まいっか、こんなのいつもの事だし」
「こんなの…… というと」
「志希ちゃん。どーせ二回も三回も稽古に来てないでしょ?」
「ええ、まあ」

 一ノ瀬志希については、来るには来ても、いつの間にか姿を消しているというのが大体だった。正直な所、別の頭領役を用意するべきだというのが千夜の意見だ。千夜自らが望んだ仕事ではないにしても、このまま志希がやる気を出さないのでは舞台がおじゃんになるやも、という危うさは、焦燥を覚えさせるものだった。



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